吹部と野球部〜青道高校正捕手とトランペッターとの恋物語〜2nd

50小節目　目の保養 ページ23

貴女side


合宿が終わったあとのオフ。
今日は泥のように眠ると決めていたのに……朝の３時に先輩に起こされた。

めっちゃ眠い。なんかようわからんけど、バスに乗せられて二度寝。


起きると目の前には海……。

えっ！？海！？


何で？

先輩A「何で？って顔してるね！」
先輩B「説明は後々！！さぁレッツゴー！」

って連れてこられたのは更衣室。
そんでもって、渡された水着……。

貴女「(何で、サイズ知っとんやろ…)」



着替え終わって外に出ると野球部もいた。


先輩A「さぁさぁ！皆さん！合宿お疲れ様でしたぁ！！そのお疲れ会として今日は楽しんでくださーい！！」

貴女「私ら要ります？」

先輩B「いるよ！！野球部の目の保養になるでしょ！？」


目の保養……。









あたし自身泳げんけん、パラソルの下におったら御幸がやって来た。


御「隣、座っていい？」
貴女「うん。いいよ。」


会話終了。
したはずなんやけど、すっごい胸に視線を感じる。

御「お前……貧乳だったんだな……。」
貴女「気にしとるけん言わんといて。」
御「悪い。でも、村上……設定で“まぁまぁある”って書いてなかったか？」
貴女「ああああ！！！ごめんなさい！！嘘つきましたぁ！！だって身長高いわりに貧乳はアンバランスなんやもん！！！」



御「よし、村上の言いたいことは分かった。つーか、泳がなくていいのか？」
貴女「あぁ。うん。あたし、泳げんけん。というか、東京の海って思ったよりやわ。瀬戸内海の方がきれいやわ。」
御「やっぱ、違うんだな。」

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