吹部と野球部〜青道高校正捕手とトランペッターとの恋物語〜2nd

44小節目　わからん。 ページ16

貴女side


真「あ、貴女は……！！」

留「あの青道4強の！！」

愛「神童……ありさ。」

ありさちゃん……！？

待って！頭追い付かん！！


神「……。貴女……、何処かで……(ﾊｯ)……。何でもない。ごめんね。」

貴女「いえ……。」

留「それより、今日の演奏が酷かったってどういう事ですか？」

神「ああ。トランペットの一年の3rdの子の事だよ。」

真「3rdって、Aと藍田……。」

神「そう！今ここにいる子じゃなくてもう一人の子の方だよ！……。教えてくれるかな？何があったか…。」

貴女「藍田は……。藍田は………！！」






定演のリハーサルで藍田は音をはずしたんです。

それから、怖くなってか音が全然出なくなって……。本番…昼の部は終わりました。

お昼休憩の時先輩に、

「ちゃんと吹いて！！」

って言われて、藍田は責任感が強いけん夜の部は頑張って吹いてました。

だけど、縦も横も合わせれてなくて、一度も成功せずに夜の部も終わりました。

定演が終わったあと、

「大丈夫！大丈夫！気にせんでええと思うよ。」

と、私なりにフォローしたつもりだったんですが

「……。分からないわよ。」

「えっ……？」

「あんたみたいな中学で1st吹いてきた奴には分からないわよ！！！！！」

「藍田……！！」






貴女「……と言った感じです。神童さん。私……、私なんて声をかけたら良かったんですか？自分じゃあもう分かりません！！」

御「んー。村上が藍田さんに言われてどう思ったかを言えばいいと思う。だって、これから一緒にやってく仲間なんだろ？素直にいったらいいぜ。」

神「ｸｽｯ)私も彼と同意見よ。言いたいこと言い合って、すっきりして最高の音楽にしなきゃ。って、ヤバイ。話しすぎた！じゃあまたね！！」


ん？

吹部4人「またね？」

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