今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:18,342 hit
小|中|大
025 ページ25
.
「あ、A。今日は部活見学してくの?」
「・・・あ、小湊先輩。こんにちは。今日は色々と予定があるので行きませんよー」
あれから数週間。あの日の翌日、
『入学したてのとき、よく野球部の見学にきてくれていた子だよね』
と野球部の3年生の小湊亮介という先輩から話をかけられた。
その日以降、なぜか頻繁に小湊先輩に声をかけられるように。
「小湊じゃなくて亮介。って何回も言ってるよね」
「・・あ。すみません、亮介先輩。つい癖で・・。気をつけますね!
あ、次移動教室なんで、失礼します!」
そう先輩に言い、私はその場を去った。
その場の近くに、私が今一番話したい彼がいたのを知らずに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
21人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:志乃 | 作成日時:2017年7月12日 0時