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20の巻 《サイの人格》 ページ20

チョウジ「なーんだ、そういうことだったんだ。納得納得」


ナルトがサイの存在について

一通り説明すると、

チョウジはポテチを頬張りながら、

うんうんと頷いた。


なんでもサイは、

テンゾウ率いるカカシ班に加入する際、

カカシ班の力を試すために

里内でナルトたちを襲ったらしい。


シカマルがサイに対して

殺気丸出しだった理由も、

ようやく分かった。


サイ「サイって言います。どうか、呼び捨てにしてください」


作り笑いをピタリと顔に貼り付け、

そう告げるサイ。


だがカカシ班の一員と言えど、

神風の総隊長として

ここで心を許すわけにはいかない。


あくまでも彼は根の暗部の一人であり、

あのダンゾウの部下でもある。


ダンゾウに襲われた前歴のある私にとっては、

サイを仲間として見ることは

今はできない。


サイ「A......?」


カカシのベッドに座って

イチャパラを覗き見ていると、

サイが遠慮気味にそう声を掛けてきた。


A「ん?」


顔を上げ、

一応表向きの顔で返事する。


サイ「その、あの......呼び捨てで呼んでも、いいかな?」


A「......へ?」



なんだ、こいつ。



サイ「僕、本で読んだんだ。他人とすぐ打ち解ける方法とか......」


拍子抜けだった。


根の暗部の奴が、

こうして自らコミュニケーションを

取ろうとするとは。


いや、

きっと彼は、

テンゾウと同じく稀な人間なのだろう。


根の中にまだこんな奴がいようとは、

私の想像の域を遥かに超えてくる事実だった。


A「いいよ、呼び捨てで。というより、私呼び捨てじゃないと嫌なんだ」

サイ「そっか。じゃあ、遠慮なく呼ばせてもらうね」

A「ん」





【だが、まだ信じられない】

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ri_ta0077(プロフ) - kyokapi23さん» kyokapi23さん、コメントありがとうございます!楽しみにしていただいてすごくうれしいです、がんばります! (2018年7月8日 17時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - 疾風伝篇楽しにみにしてました!続編おめでとうございます!これからもこの作品を楽しみに待ってます! (2018年7月8日 8時) (レス) id: 8d4ba9d346 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NASHI | 作成日時:2018年7月6日 21時

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