ビビりの私が帝王様から逃げるお話 lv.2 ［赤司征十郎］

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西「…貴方のせいでみんな迷惑してるのよ」







「……………」







西「貴方が考え方を改めないなら、
私と征十郎は別の手を取らなくちゃいけなくなるの」








「…別の手……？」










「…貴方と子どもには、
この世から消えてもらわなくちゃ」









「っ…分かりました、彼とはもう別れますっ…
だから、娘にはっ……」







____赤司くんがそこまで考えている程
追い詰められているなんて全然気づかなかった










西「あらそう？ならすぐにでもよろしくね？
私達、婚約を今遅らせているところなの」









「す、いません…」









西「金輪際、征十郎にも、皆にも関わらないでいてくれたら
それでいいわ」








西條さんはそう言って微笑んだ。









____そして私は逃亡を決心した。

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