<H×H> 君がいれば - I miss you - 1

story 001. ページ2

｢だ〜んちょっ！｣

空を見ていると、シャルが顔を覗き込んできた。

｢どうかしたか？｣

｢団長がボーっとするなんて珍しいなって思ってさ｣

｢･･･ああ、昔のことを思い出してな｣

｢もしかして、俺のこと？｣

｢冗談はよせ｣

そう言うと、シャルはへへっと笑い、

｢もうすぐ、ご飯だからね！｣

そう言って部屋を出ていった。

時計を見ると、もうすぐで10時をさすとこだった。

･･･さてと、そろそろ起こしに行くか

ソファからゆっくりと腰を浮かし、軽く伸びをする。

｢あいつ、起きてるかな･･･｣

重い瞼をこすりながら、ドアノブに手をかけ部屋から出た。


.


.


.


慣れた足取りで、目的の部屋につき、ドアをあけると、

聞こえてくる規則正しい寝息。

｢･･･｣

近寄り、声をかけても起きる気配がなく、

揺らしても、寝返りを打つだけであった。

｢はぁ･･･｣

小さくため息をつき、俺はいつも通りのことをした。

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