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◇御幸side◇
「誰か開けて！誰か！！」
体育倉庫に着くと、倉庫の中から香菜ちゃんの声が聞こえた。
まさか、倉庫の中に…？
冷や汗がたらりと流れ、
すぐ体育倉庫のドアに手をかけた。
御「開かねぇ…鍵かかってる」
ドアは開かずにガチャガチャと鳴るだけだ。
仕方ねぇ…、ドア壊すか。
俺はドアから少し離れて助走をつけ、ドアに向かって体をぶつけた。
ドアは見事に壊れ、倉庫の中には丸くなっている香菜ちゃんが…。
御「香菜ちゃん大丈夫！？」
俺は香菜ちゃんを抱きしめた。
その瞬間、香菜ちゃんはボロボロと泣き出した。
松「御幸先輩…どうしてここに？」
御「香菜ちゃんを助けるために」
俺はニッと笑いかけ、香菜ちゃんが落ち着けるよう
俺は背中をリズム良く優しく叩いてあげた。
御「Aに閉じ込められたのか？」
松「…はい。でも池野先輩は酷い人じゃないと思うんです。
本当は優しい人だと思います」
御「なんで？」
俺も前までは、そう思ってた。
けど、香菜ちゃんに酷いことして今はAに対しての怒りがヤバイ。
松「だって池野先輩、私に対して
『ありがとう。ごめんね』って言ったんです。
きっと何か理由があるんですよ！！」
御「…理由？」
松「はい！だから先輩…
池野先輩のところに行って話を聞いてきてください！」
御「俺が…？」
松「そうです！御幸先輩じゃないとダメなんです！」
Aが好きだったからこそ、香菜ちゃんをイジメてる奴がAだって知った時
裏切られたような気持ちになった。
『ありがとう。ごめんね』という言葉も罠かもしれない。
けど、真っ直ぐ俺を見てくる香菜ちゃんの目を見ていると
理由があるのかもしれないと思う。
御「わかった。Aに話し聞いてくる」
それに俺も心のどこかでは、
Aが悪い奴ではないで欲しい、
嘘だって願ってた。
俺は香菜ちゃんを置いて、Aのところに向かった。
Aなら、屋上にいるだろ…？
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るな - 何度も見ちゃいました。凄く泣けるし、面白いし、この作品凄く大好きです！ (2015年3月4日 15時) (
レス) id: 89438c4b0f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - 何度も見ちゃう！そして感動！ (2015年2月10日 18時) (レス) id: 8d66b50b66 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - ★アリス☆┗┃∵┃┓さん» コメントありがとうございます！！感動してもらえるなんて嬉しいです(oﾟ▽ﾟ)書いたかいがあります笑！わ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - しゅな(?´ ? ` )ﾉさん» 嬉しいお言葉ですー！こちらこそ、ありがとうございますです(*T▽T*)コメント、あざっした！！ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - soraさん» そう言ってもらえる小説を書けて、嬉しいです(*T▽T*)私なりに頑張ります！コメント、ありがとうございましたッ！！ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○ | 作成日時：2014年10月11日 21時
