幸村妹Uｰ17での日常

３７話 ページ37

山での練習メニュー



素振り5000回を3セット、ラリー500回、終わったらずっと走った





ﾘｮ「オラァ!!」(ﾊﾞｼｭｯ



リョーマさんは手塚さんの事もあってか、調子が良さそうだ




三船「限界を越えるしかないんじゃー!!」




『はぁっはぁっ』



こんなに汗かいたのいつぶりだ？


強くなる為に…か、私も頑張らないと








他の人に頼んで打ってもらう事もある


勿論複数のボールで



ﾘｮ「ラァッ!!」(ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾝｯ




おー7球




『フッ!!』(ﾊﾞｼｭｯ




ﾘｮ「…10球」



『やった』




遠山「次わいやー!!」




11球は…まだ無理そう、右目見えないし









…そろそろアレを頼もう




『すみません、真田さん』




真田「む、なんだ」



『私と打ってください』



真田「新しい技だな？」



『はい』



…よくわかったな


真田さんの技と私の技は似ている



狐が進化したら、炎のようなものが出た



…錯覚だろうけど



だからウルフもきっと…






真田「ウルフとやらが新しく出来たようだな」



『はい、だから…強くなったと思います』




真田「自信を持て、日々の努力は報われるのだ」



真田「こい、Aよ！全力を見せてみろ！」




相変わらず熱い人で、何事にも一生懸命





『チェンジ ウルフ』



『ふぅ…いきます！』



だから、いつも真田さんに新技を試させてもらっている




『っ』(ﾊﾞﾝｯ




真田「火!!」(ﾊﾞｼｭｯ




『っ重い』



でも、いける気がする



『ラァッ!!』(ﾊﾞｼｭｯ


(ﾊﾞﾁｨｯ



真田「っ！」




『雷…かな…』



真田「…ふむ、俺の雷に似ているな」




『…はい、威力が上がりました』



真田「そのようだ、スピードも、取れなかったぞ」




『っ…』




嬉しい




真田「(ﾜｼﾜｼ よくやったぞ、A!!」




真田さんの大きな手で撫でられた、乱暴だが自分のように喜んでくれた




真田「…夜練をしているのを見た、そういった努力が今成果をあげたのだ」



『…もっと頑張ります』



真田「ああ、励む事は良いことだが…睡眠はちゃんと取れ、持たなくなるぞ」




それは…いや、言わないでおこう、迷惑をかけてしまう




取り合えずまた強くなれた、ここではもっと色んな事で成長できそうだ



頑張ろう

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