幸村妹Uｰ17での日常

３４話 ページ34

ﾘｮ「っ!!」



ん？ワシがリョーマさんと所へ…


えっ多すぎない？



…ピンチだ







遠山「コシマエ!!」(ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾝｯ



おーーっと、ここで金ちゃんさんが５つのイガグリを同時に打ち、リョーマさんへ




ﾘｮ「っラァッ!!」(ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾝｯ




そしてリョーマさんもワシに目掛けて打ち返し、クリーンヒット



これはスゴい、スゴすぎる、本当に中学生か!?





財前「めっちゃ実況しとるやん」


『…私口に出してない』



財前「フッ」







ﾘｮ「？ワシが…」



『…え、こっち来た』





ちょ、まってまって



『』(ｶﾞｻｯ


逃げよ



ﾘｮ「A!?」



遠山「A〜！人気者やな〜!!」



財前「…ファイト」







強制鬼ごっこかよ




『』(ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ




なんでこっちくんの？なんでこっちくんの!?




めっちゃ私狙いじゃんっ




宍戸「A!!」



真田「なにっ!?」




ワシよ、他の人は素通りですか、そうですか



くっ……目立つ




ワシ「(ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ」



早く諦めろよ…！



ふんどし洗いとか死んでも嫌だ



『っ…！』



どんどんワシの数が増えている





くそ…追い付かれる…犬じゃ駄目か…！




もっと、もっと早く…！次の行動を考えろ、勘を鋭く





野生に!!






(ﾋﾟｶｯ!!






『っえ…』




脚が速くなった




体も軽い



…なんか今までと、違う




『もしかして』



犬の毛が変わってる…銀色？





犬、進化




『嘘…』




出来ればテニスで進化したかった…！




ワシ「(ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ」



あっワシに追われてるのは変わらないんだ



『っ』(ｶﾞｻｯ




広いところに出た






あれ、さっきの所じゃん




ﾘｮ「っA!!」(ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾝｯ


遠山「受け取れやー!!」(ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾝｯ




今、ワシの数が増えて10匹



リョーマさんと金ちゃんさんがイガグリを５つずつ打ってくれた



今ならっ




『ッ!』(ﾊﾞｼｭｯ!!




ワシ「！」




…打ち返せた






『…やった、また強くなれた』



犬が進化した、良い進歩だ






ﾘｮ「…にゃろう、イガグリ10個……」



遠山「Aを越えるでーー!!」






この合宿にこれて良かった…と、少し思えた

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