幸村妹Uｰ17での日常

１３話 ページ13

『はぁ…泣きすぎた』


恥ずかしい



『すみませんね、２人とも』



仁王「気にすることないぜよ」


幸村「そうだよ、けどもうちょっと俺とかに頼ろうね」



『…うん』



迷惑は…かけたくないんだけどな








『…泣いたってばれないよね？』



仁王「ばれないばれない」



『ならいいんだけど…』




幸村「…」(ﾁﾗｯ


仁王「(ｺｸﾝ」







宍戸「あっA！遅かったじゃねーか!!……」



鳳「心配しまし……た、よ…」



全「!?」





『ごめんなさい、少し道に迷っちゃって』




幸村・仁王「シィー…！」




全「…(ｺｸﾝ」



『？』



殺気…？






鳳「Aさん、言い忘れていましたがAさんの姿はまったく気持ち悪くありません、皆さんがそう思っているんです」



『えっ…でも』



あの高校生は…



跡部「ただ試合をするためのデマだ、真に受けんな」



『…』



幸村「自信を持って、ね？」



『うん…』




『ありがとうございます』









切原「あっそういやさっき、５、３、１番コートの高校生がいたぜ？」



『…もしや鬼さんと徳川さんと入江さん？』



ﾘｮ「知ってるの!?」



『救護室に行くとき会った』





できればあまり関わりたくない人達です、親切な方々でしたけど









裕太「なぁ！お前がAだろ？」


『えっはい、そうですケド…』



誰ですか



裕太「あっ悪い、俺は不二裕太だ！よろしくな！」



『幸村Aです、よろしくお願いします』



裕太「おう！」



『…不二周助さんの兄弟ですか？』



裕太「ん？ああ、そうだけど？」



※これから不二兄弟は下の名前で「」をつけます




周助「裕太、何してるの？」



裕太「ゲッ…兄貴」




周助「あっそうだ、この子が前に僕が言った子だよ」



裕太「知ってるよ、だから挨拶してんだろ」



ちょっと待って、何言ったの




『不二さんは…あっどっちも不二だ』



どうしよう



周助「じゃあ下の名前で呼べばいいじゃない」


『え、でも』



裕太「俺もいいぜ」



くっ…私のプライドが…



周助「謙也と侑士は名前じゃないか」



『あっそういえば…じゃあ名前で呼びます』



周助「やった」




『時に裕太さん』



裕太「ん？」



『貴方は人の心を読むことができますか？』



裕太「はぁ？出来るわけねーじゃん」



『よし、黒属性じゃない…！』






裕太「…兄貴何したんだよ」

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