【銀魂】局長の妹は__________なり

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「いってきます」


『いってらっしゃい！』


「お妙さんによろしくなァ！」



今日も皆とゴリラの声を後に仕事へ向かう











十四郎さんに別れを告げて2ヶ月
季節はもう5月の中旬だった





あれからほとんど...最小限の事しか話してない

私が突き離したから、自業自得なんだけど。





諦めの悪い女__

そう自分を嘲笑うしかなかった
















.


.


「Aちゃん...調子、どう？」


「お妙ちゃん...！」




別れた次の日
彼女に会った瞬間泣きついてしまい
その日から会う度心配してくれでいる





「元気出して欲しくて...これ、持ってきたの」


「たっ...卵焼き(ダークマター)...？」


「うふふ、作ってきたの〜♪」





作ってきたの〜♪じゃないのよお妙ちゃん

負荷に負荷を与えてどうすんだアンタは...(






「後でありがたくいただくね」




これ以上心配させないように、笑って誤魔化した





「Aちゃんはいるかなｧｧｧｧｧ？」


『片栗虎だわｧ！』





店に入って来たとっつぁんを見て
みんながｷｬｰｷｬｰ歓声をあげている



指名されたので、取り敢えず彼の隣に座る






「何飲みますか？ドンペリでいいですか？」


「Aちゃんが飲みたいﾓﾝ...」


「ここにいる全員分のドンペリお願いしまーす！」






ｷｬｧｧｧｧｯ！と黄色い歓声が上がる

ごめんとっつぁん、ありがとう






「まーァいっかァ。
　今日はAちゃんの為に来たようなﾓﾝだからねェ」


「...そうなんですか？」


「近藤からよォ、Aちゃんが元気ないって聞いて、おじさんすうっ飛ばして来たんだぜｪｪｪ？」





お兄ちゃんがわざわざ...





「あんま無理しすぎんじゃねェぞォ。
　それか俺の秘書、やるか？」


「いや、いいです「即答かよォ」


「ここの仕事、楽しいので」


「Aちゃんに注いでもらう酒は最高に美味いからなァ」









あの時も、副長補佐なんかしないで普通に断っておけばよかったなぁ

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