足癖が悪い少女の行先は梵天でした3

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お客さんが全然レジに来ない
それはきっと…

三途「なぁ、藍子。麻雀しようぜ」

蘭「お、いいな。何賭ける？」

この人たちが私に声をかけているから。

確かにさ、「レジの邪魔にならないところにいてください」とは言ったよ。
けどさ、それが私の真後ろだとは思わないじゃん？

そりゃレジにも来にくいわ。
ピンクと紫の高身長だもんよ。

藍子「あの、事務室に入っててもらっていいですか
？」

ある意味営業妨害だわ

三途「なんでコイツと2人で麻雀しないといけねぇんだよ」

蘭「藍子も参戦しろ〜？」

そういうことじゃない
それに、業務中に麻雀してる方がやばいのよ

藍子「私、仕事中なんですよねぇ…」

三途「関係ねぇだろ」

あるに決まってんだろ！

三途「お前、今日授業中に俺と麻雀したじゃねぇか」

藍子「いや、あれは仕方なく…」

蘭「はぁ？お前、俺らが大変な時に麻雀してたの？」

ほらー、めんどくさいことになるじゃんかよ
責任取ってくれよ、三途さん…

てか、蘭さんが大変なのは私知らないからね？

私と別れたあとどうしてたかなんて知らないからさ？

藍子「1試合しかしてません」

蘭「そういう問題じゃねぇから」

違った…

蘭「そうそう、藍子、白戸森って知ってる？」

藍子「え、あぁ…そりゃ知ってますけど…」

なんで今その名前が出てきた？

というか、同級生の名前知らないはさすがにヤバいだろう
ここで嘘をつくメリットもないしな

蘭「俺と竜胆、パーティーに誘われちゃった」

藍子「……は？」

パー、ティー？

なんでパーティーに誘われたの？
てか、それって喜んでいいの？悲しんだ方がいい？

藍子「えっと…おめでとうございます？」

蘭「嬉しくねぇんだよな」

なんなんだよ！どのリアクションが正しかったんだよ！

蘭「行っていい？」

藍子「行きたいなら、どうぞ？」

蘭「止めろよ」

めんどくせぇなぁ！
怒りが理不尽なんだよなぁ

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