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私と奏良はまず館さんのボールがバッターボックスで見たい＆打ちたいということでバットを持ってバッターボックスに立っている
奏良「藍子の次か…私、大丈夫かな」
なんて奏良は言ってたけど打てるとは思ってない
ていうか、絶対打てないと思う
腕、落ちてるだろうな…
藍子「手加減なしでお願いします！」
うわぁ、バッターボックスで見るのとベンチで見るのは違うな…
思ったより顔怖いな
一球目はボールを見る
藍子「やっぱり早いなぁ」
ヤバい、ワクワクしてきた
二球目…ストレート！
カッ!
館「!!」
藍子「っ…！」
重たっ…！
いや、これをタイムリーヒットにできる哲さん…
尊敬する…
「館の球を外野まで運んだ?!」
「どうなっとんねん、あの子！」
どうもなってませんよ
ただの美術部の部員です
倉持「あの人の球を外野まで運ぶか」
奏良「いや、プレッシャーでしかないんだけど？」
御幸「奏良なら打てるって」
藍子「次、奏良ですよ」
奏良「ど、ど、どうだった？」
めちゃくちゃ動揺してますね
藍子「やっぱり、球は結構重かったですね。振り抜かないと飛びません」
奏良「…だよね」
…顔面蒼白だけど、大丈夫かな？
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作者名：菜々子 | 作成日時：2019年8月30日 20時
