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衣更「先週は特訓に参加できずにすみませんでした！」
私と零さんの顔を見た衣更真緒は頭を軽く下げて謝ってきた
別に気にしてないけどね
零「対等の勝負はさせてやる。そこから先は……勝てるか否かはおぬしら次第じゃ
この我輩が重い腰をあげたのじゃからのう、『頑張ったけど負けました』じゃ済まさぬからのう？
期待しておるよ。我輩や彩芽を落胆させんでくれよ、『trickstar』？」
当たり前だ
負けたなんて許さない
わざわざ生徒会に歯向かうんだから勝ってくれないとね
彩芽”そうだ、零さん、あんずがどこにいるか知りませんか？“
零「転校生の嬢ちゃんならその戸棚の中におるっぽいからのう？
もう安心じゃ、と伝えておくれ。薫くんにも『ちょっかい』出さんように言っておくからのう。それじゃあ、の」
零さんは行ってしまったが……
戸棚の中？
……薫、君は一体何をしたんだ？
衣更「えっと……」
彩芽”衣更くんが声をかけた方がいいですね。私は声が出ないので…ノックならしますよ？“
衣更「あ、そっか」
衣更真緒はあんずに声をかけて戸棚を開けた
彩芽”まさか、本当にいるとは……“
衣更「おまえ、なんでこんなところに隠れてんの？」
椎名「羽風先輩の言動に、身の危険を感じたので…」
聞くと、いきなり飛び込んで来て口説いて無理やり連れ去ろうとしたらしい
そりゃ、身の危険を感じるはずだ
何やってんだ、薫は…
とりあえず、あんずは衣更真緒の手を借りて戸棚の中から出てきた
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水無月のぞみ - しののんの名字は『紫之』です。 (2022年5月17日 12時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子 | 作成日時：2017年9月4日 1時
