【◇】約束。-短編- (ページ2)

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tear2. ページ2

デート、か。

沢村をバカにするつもりで言っただけだったけど、
ある意味間違ってないな。

伊佐敷「おう御幸」

御幸「純さんに亮介さん」

二人に一応お辞儀しとくw

亮介「傘もささないでどこ行くの？雨やばいけど」

御幸「ちょっと、」

伊佐敷「...亮介。」

純さんはわかったみたいだ。

亮介「あ。」

御幸「…」

亮介「傘はさしていきなよ。風邪ひくよ？」

御幸「はい、」

傘をとりに部屋に一旦寄ることにした。

まぁ、確かにこの雨の中傘もささないのは大会前としちゃぁまずいか。

...そういやぁ、傘さしてなかったなあいつ。

そんな事を思い出した。

降り止まない雨の音があの日の記憶を鮮明にさせる。

その度に自分でもわかるほど表情が険しくなったと思う。

それと同時に、後悔ばかりが俺の心をよぎる。

なんであの日...。

あれからどれだけ月日が経ってもこの後悔は消えないだろう。