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「……どう、かな?」
オムライスを口に含んだ玉森くんを恐る恐る見つめる。
久々に作ったし、オムライスのレシピってあってないようなもんだし、味付けってその人好みだから自信がなくて……
「…んっ!!美味しい!!」
「えっ…本当に?」
「うんっ!!本当に!!めっちゃ美味しい!!」
満面の笑みで美味しいと言ってくれて、二口目も口いっぱいにオムライスを食べてくれた。
その表情に胸がキュンッと高鳴る。
「うん!うん!美味しいー!
Aちゃん、料理上手なんだね!
よく作るの?」
「…えっ?」
一瞬考える。
料理上手ってイメージに合わせようとしてる自分がいる。
また、頑張っちゃう私。
「あぁー……
実はあんまりやらないんだよね。」
……引かれちゃうかな。
そりゃ料理好きな家庭的な女性の方が印象いいよね。
「へえー!慣れてる感じしたけど!
でもAちゃんの仕事は不規則だもんね。
俺なんて自炊すらしないから久々に手作り料理食べたよ。」
「一人分っていうのが面倒なんだよね。
誰かがいれば作るんだけど…そういう機会もなかなかね……」
「彼氏は?」
「え?」
急にぶっ込まれた質問に手が止まる。
オムライスを食べながら「ん?」と上目に私を見る玉森くん。
「…あれっ。
聞いちゃいけなかった…?」
「あ、いや、ううん。
そうじゃないけど……」
別に隠すことでもないし。
全然いいんだけど。
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にかみつば(プロフ) - たまたま見つけて読ませてもらってます☺️北山くんが来てなんだか楽しい展開になってきて続き読むのが楽しみです🥰 (6月27日 1時) (レス) @page30 id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
珠美(プロフ) - りょうこさん» 初めまして!コメントありがとうございます!どうやら私の設定の問題でしたね…ご指摘感謝です!変更したので引き続きよろしくお願い致します(^^) (2021年6月28日 12時) (レス) id: 60f3e03fcf (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。いつも楽しく拝読しています!機能のせいなのか、更新されたストーリー番号の横に【NEW】が表示されるといいなーって密かに願ってます。 (2021年6月28日 12時) (レス) id: c2325c836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠美 | 作成日時:2021年6月21日 14時