嘘の塊〜【黄瀬・青峰・赤司】完

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貴「taiga...知り合いですか...？」


赤「大我は今、日本にいる」




日本に...？









火神大我...私の憧れだった。



バスケに打ち込む姿が
すごく輝いてて...
見ているだけで勇気が湧いた。


だから...
バスケ部のマネージャーとして
たくさんバスケの事を勉強して...

taigaを支えたかった。



恋なんかしない。


ずっと心に決めてたから...
何とか恋という感情は抑えれた。



ただ...憧れの人...。





私の噂が流れ始めた。

噂でも何でもない...
事実なんだけど...






誰一人声を掛けてくれなかった。

それは嘘...


本当はtaigaだけは...
...taigaだけはいつも通り接してくれた。






そのせいで
taigaは、ばい菌と付き合ってる
taigaにもばい菌が移ったって...


バスケでも...
taigaにパスを回してくれる人がいなくなった。


taigaは
”お前のせーじゃねー。気にすんな”

って笑って言った。



そんなtaigaを見ていられなくて
私はマネジャーを辞め...
しばらく学校を休んだ。





久しぶりに学校に行ったら...

taigaはいなかった。






”あんたのせいでtaigaは転校した”

”バスケ部はエースを失った”

”taigaからバスケを奪った女”

”taigaを不幸にした女”







私はショックのあまり...
記憶の中から
火神大我を消したんだ...







貴「バ、バスケは...してる...？」



聞くのが怖かった...

私がtaigaからバスケを奪ったなら...





赤「あぁ。大我は立派な
エースとして活躍しているよ」



私はその場に泣き崩れた...





良かった...
バスケを続けてくれてて...







赤「大我から話は聞いている。
勘違いするな。

大我はAが
原因で引っ越したわけじゃない。

日本に来てからずっと
Aの話をしていたんだ。

凄いマネジャーがアメリカにいたと。
自分はそのマネジャーのおかげで
自分の強さを見出されて、
強くなれたとな。

ただ突然の転勤で
会えずに転校した事を気にしていたよ。
最後まで守ってやれなかったとね。

だからAの名前を聞いてすぐ分かったよ。
大我が言っていた子だとな。

今日、遠征から帰って来るそうだ。
部活が終わったら会いに行くだろ？」






taigaは私が原因で
転校したんじゃないって事...

taigaは今もバスケを続けている事...



それだけ分かれば十分だよ。



会わない...
会ったらまた傷付けるかもしれない。




貴「赤司さん。教えてくれてありがとう。
でも...会うつもりはないです」

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