story13 ページ13
”人間はみんな嘘をつくわ”
”ずっと同じ人を愛せる人なんかいないのよ”
母の言葉が繰り返される。
私は...絶対
貴「...私は誰も愛さない
黄瀬君の言葉も私には響かない」
黄「...愛して欲しいとは言わない。
ただ...愛させて欲しい。
初めてそう想える人に出会ったんス。
そう簡単に諦めないっスよ...
体の関係で
繋ぎとめようなんか思ってない。
Aっちが嫌ならもう抱かない。
Aっちにオレが必要ないなら
必要としてもらえるようになるだけっス」
真っ直ぐ私の瞳を見て...言った黄瀬君。
少なくとも...今はきっと...
これが黄瀬君の本心だと伝わってきた。
今は...ね。
貴「...勝手にして...」
それしか言葉が浮かばなかった。
転校して来てたった1ヶ月...
たった1ヶ月で...
私の歯車が狂って来た。
黄「...一つだけ...答えて欲しい。
赤司っちと何で手繋いでたんスか？
赤司っちと...どんな関係っスか？」
どんな関係と言われても
自分でも分からない...
なんせ...今日初めて話した人。
でもしいて言うならば...
貴「信頼できると思った人...」
あの目...
あの目は嘘じゃない。
それだけは確信できた...
黄「...さすが赤司っちスね。
Aっちにそう思わせるなんて...
じゃあまた明日...！！
オレ諦めないっスから」
黄瀬君は笑顔で手を振った。
あの笑顔は偽りの笑顔...
瞳が笑ってなかった。
おそらくそうさせたのは私。
黄瀬涼太
赤司征十郎
青峰大輝...
私の歯車を狂わせているのは
間違いなくこの３人...
家に帰るとおばあちゃんが
心配そうに玄関に走って来た。
祖「Aちゃん！
いつもより帰り遅くて心配したよ...
良かった...何もなくて...」
貴「おばあちゃんっ！
ただいまっ！
ごめんね...心配かけて...
今日からバスケ部の
マネージャーする事になったから
これから少し遅くなると思うけど...
大丈夫だからね？」
おばあちゃんは
私が今世界で一番
心を許せる相手。
全てから開放される瞬間。
そして心から笑える瞬間...
どん底に落ちた私を
救ってくれたおばあちゃん。
おばあちゃんが私に生きる希望をくれた。
ずっと一人で暮らしていたおばあちゃん。
一人ぼっちの私を救ってくれた。
だから今度は私がおばあちゃんを守って行く。
貴「おばあちゃんっ！大好き！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
7nana23(プロフ) - あかりんさん» ずっとコメントお返ししていなくて申し訳ございませんでした(＞＜)最後までお付き合い下さって本当にありがとうございました。 (2018年8月12日 0時) (
レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
あかりん(プロフ) - お疲れ様でした(^-^)楽しみに読ませてもらっていました！赤司くんオチすごく良かったです最高でした( ；∀；) (2018年2月2日 2時) (レス) id: 95ac557a92 (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます。灰崎君が好きなんですね。個人的に私も好きです。ただキャラや設定が難しく灰崎君の小説書くのは難しいですね(>_<)私の書く小説はあくまで自己満であり...推しキャラの登場がほとんどです。なのであまり推奨いたしません(>_<) (2017年11月10日 8時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様は絶対だから (2017年11月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最初はキセキの世代大好きだったけど祥吾の事好き過ぎてキセキの世代嫌いになった特に赤司と青峰と黄瀬嫌い (2017年11月7日 20時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：7nana23 | 作成日時：2017年7月7日 16時
