嘘の塊〜【黄瀬・青峰・赤司】完

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赤「桃井すまないが、
新しいドリンクを作って来てくれないか？」



桃「...あっ...うん。分かった！」









すごく...空気を悪くしてしまったのは
私にでも分かった。


でも...簡単に...

友達なんて言葉...聞きたくないし
友達なんて...信じれないんだ...








赤「A。ベンチに座っててくれ。
僕は練習に戻る」









久しぶりに見るバスケ...


taigaが輝いていたように

部員のみんなが輝いて見える。






黄瀬君...あんな顔するんだ。
すごく輝いてる。

黄瀬君にはバスケがあるんじゃん...









私には何もないのに...









さっきの...すごく黒くて青髪の男...




ずっと私を睨みつけてるのは
気のせいじゃない...









部活が終わり...帰る準備をする。

今日、私はただ...ベンチに座ってただけ。







青「おい。」




声を掛けられた方を見ると...
さっきから睨みつけてた男。




貴「...はい」



青「さっきの何だよ！
友達じゃないって...

さつきに謝れよ」





桃井さんの彼氏なのだろうか...





貴「ごめんなさい」



青「あー何か納得いかねぇんだよな。
赤司も何も言わねぇし。

突然泣き崩れてるしよ。

訳分かんねー。

お前誰だよ？
マネジャーなら間に合ってる
お前必要ねーよ」







”お前必要ねーよ”





必要とされてるって...
何浮かれてたんだろ。



所詮...私は必要ない人間。






赤「大輝。勝手な事を言うな。

Aはこのバスケ部に必要だ。
いずれ大輝にも分かるはずだ。

僕が決めた事だ。
口を出す事は許さない」




青「だったら分かるよーに説明しろよ。
何で必要なのか...
俺には全然分かんねぇよ

少なくとも俺はこんなんじゃ
こいつがマネジャーって認めねぇ」


赤「言ったはずだ。
いずれ大輝にも分かるとな。
説明なんか不要だ。
必要だと分かる時が来る」



青「わーったよ。
勝手にしやがれ。

けどな。
さつきを傷つけんじゃねぇ。
あいつが一番俺たちを支えてんだ。

赤司や黄瀬に気に入られてよーが
俺には関係ねぇ。

調子に乗んじゃねーぞ」





黄「青峰っち。
そこまでにしといてくんないっスか？」


青「うるせぇ。
気にくわねーんだよ。

ずっと...私は可哀想な人です

みてーな面しやがって。

そーゆー自分に負けてる人間が
俺は許せねぇ」



黄「青峰っち！いい加減に...」




貴「黄瀬君。大丈夫。
この人言ってる事は正論だから」





自分に負けてる人間ね...

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