関わり頑固拒否です！最終章

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第二回戦相手。林城高校。

お互い緊張みのある表情で、挨拶が交わされた。



「「お願いシャー――ス！！」」



私もベンチに座りながら、思わずシャーペンを持つ手に力が入る。

・・・・・いやこっわ！！怖すぎにも程があるだろ春高！正直舐めてたわ！！


原作での相手は林城じゃなかったし、やっぱり心配もあったりする。いいや、マネージャーが何考えてんだしっかりしろ！！


ということを心の中でしながらも、表では集中しているように装う。相変わらず冷静だね、なんて呟きが控えメンバーから聞こえて来たけど実際はそんなことない。



烏野と同じで、今年からとんでもない力を発揮しだしている林城。マネージャーも前まではとんでもない悪女二人組だったけど、今ではしっかりと仕事をこなしているようだ。

実際、来椎名さんも私と同じで少し硬い表情で試合を見ている。手元にあるノートが破けそうになっていることから、とても緊張しているのだろう。




「さて、どうなるかな」

『相手の行動にもよりますが・・・・大丈夫でしょう、彼らなら。それに昨日のミーティングでも対策はある程度付けています。残りは・・・皆次第です』



試合が始まって数分。事は起こり始めている。

林城の作戦＿＿＿＿＿それはおそらく「研磨潰し」だろう。


体力のない研磨を徹底的にマーク。なるべく動かして体力を消耗させる。そうすることで、いつも集中力が高い研磨にもズレが生じる。

それを考えたのは上柳会長だろうが・・・・・。



優勢に乗っている林城。そして音駒を見て私は口角を上げた。





『＿＿＿＿＿＿相手の弱点を見つけるというのは・・・あなただけの専売特許じゃあないんですよ？』






相手の弱点。それは＿＿＿＿＿＿



＿＿＿＿＿＿＿＿彼らの新しい「技」を、未だ林城が知らないということだ。

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