撲滅 90 ページ40
「次のクラスの人きてくださーい」
「どんなデザインにするー?」
「あっ、これかわいくなーい?」
「あれ、鈴蘭テープ足んないんだけどー」
な、なぜ私がここにいるんだ……?
「つぎー、銀さん」
A「あ、はい…」
「じゃーまず、ウエスト測りまーす」
「でも、まさか銀さんがチアやってくれるとは思わなかったよ〜」
A「え…」
「あ、えっとね。いつも一人でいたでしょ?それにこういうの興味なさそうだったから…」
いつも一人………
たしかに、そうだった
おそ松くんたちと話すまで一人だった
「話してみたいなとは思ってたんだけど、タイミングとか、ほら、霧島さんとかでさ…あと、一人でいるのが好きなのかなって思って」
もしかしたら
ううん、そうだ
私は、小さい頃の周りの反応が当たり前だと思ってた
寧ろそれは必然なんだ、運命なんだって
でも、こうして向き合ってくれる人がいることを
知らないフリしていただけなんだ
「あ、ごめん…勝手なこと言っちゃって……」
A「ううん、ありがとう。…私、クラスのみんなと向き合うことから逃げてんたんだ……これからは頑張るから……だから…」
だから……
嫌いにならないで
「うん、頼りにしてるよ。副会長さん」
心が温かくなるような
こんな言葉を貰ったのはいつ振りだろう
本当は自分から離れていただけだけど
それでも、私がここにいていいなら
みんなのために頑張ろうって思えるんだ
321人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆた - めちゃくちゃ面白いです(^○^)ほんと!語彙力なくて言い表わせないんですが‥ほんとにもう!長男推しの私にとっては最高でしかないです( ; ; )この小説好きすぎて今自分専用に漫画描いてます。゚(゚´ω`゚)゚。ほんとに大好きです!これからも応援してます! (2018年4月17日 0時) (レス) id: f1e55d4a20 (このIDを非表示/違反報告)
kurokitune(プロフ) - 続きが気になります!読んでいて楽しいです、頑張ってください! (2018年4月5日 7時) (レス) id: 7b9e4d1248 (このIDを非表示/違反報告)
aqua - 十四松と一緒にいる女の子はあの彼女ちゃんですか? (2017年5月4日 20時) (レス) id: bfa6e634d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜月 - 面白かったです!更新頑張ってください!楽しみにしてます。 (2017年4月5日 12時) (レス) id: 047865604b (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - よかったですね!!勉強等、忙しいと思いますが、自分のペースでゆっくり頑張ってください!! (2017年3月31日 11時) (携帯から) (レス) id: c55153cb3e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:奈音 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年12月27日 10時