こちら、リア充撲滅委員会です。2

撲滅 63 ページ13

あつし「ここのクレープ美味しいんだよね〜」



放課後になり、私たちはあつし先輩に連れられ駅前にきた


なんというか、さっきまでヒステリックだったから、他のみんなに申し訳ないというか


十四松くんの耳大丈夫だったかな…


チョロ松「…大丈夫でしょ。単細胞ばっかだし」


…心を読まないでください


トド松「ねぇ、あつしく〜ん、僕あれもほしーなぁ」


あつし「あのー毎回言ってるけど、俺トド松くんのお財布じゃないよ」


トド松「でも買ってくれるでしょ？」



あつし「まぁね」



なに、あれ


カップルみてぇ……



あつし「どっか行きたいとこある？」


チョロ松「うーん、本屋かなぁ」


トド松「却下で」


チョロ松「なんでだよ！？」


トド松「えー、だって絶対アイドルものとかみるでしょー？あと本屋つまんなーい」


チョロ松「あんだと！？」



あーあー、喧嘩はじめちゃった


この二人ってちょっとだけ仲悪いよなぁ



あつし「Aは？」


A「えっと……ゲーセン行きたいです」



生まれて16年間ゲーセンなんて行ったことない


まずゲーセンって何？ぐらい


い、いや知ってるよ！？ゲームセンターでしょ！？





…ゲームがいっぱいあるとこでしょ？







トド松「いーね！賛成！！」


ほら、と差し出される手


A「えっと…？」


トド松「もう、鈍いなぁ」


トド松くんが私の手を握る



あつし「おっ、そんなら俺も」



もう片方の手をあつし先輩が



チョロ松「…おい」


トド松「しょーがないなー」


トド松くんがチョロ松くんの手を握る




な、なんだコレ……



高校生四人が手を繋いでるって


恥ずかしくない……？


トド松「そんじゃ、いこっ」






でも、楽しい……かな

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