オレ達の物語りにタイトルなんていらない！ (ページ41)

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─アヤカシモノ編～大罪～(四)─ ページ41

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小桜「あれは…紫暮様のキシンボウ！」

(キシンボウ／古椿の精)

焔丸「終わったみたいだな…」

小桜「みなさーん、狂暴なアヤカシはもう居なくなりました安心してくださーい」

(ザワザワ…)
(結局退治したんだろ…)(アヤカシモノとか言ってもやっぱり退治屋なのよ…)(アヤカシと共存なんて無理なのよ…)(退治するなら狂暴になる前にしろよ…)

(キッ)
焔丸「この安全な狐狸の里は九尾の里だ…お前達を匿ってくれているのはアヤカシだ。」

(ブツブツ)
(何よ偉そうに…お前達って…)(赤毛の…炎狐使いか…)

子供「おうちかえりたい…」

村人「あぁ…もう安全なんだよな…帰ろ帰ろ…」

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(帰路)

小桜「村の人達もきっと不安でたまらないのよね…」

茉莉「だからって狐狸の里の人達に匿ってもらってるのに酷いよ…」

瑠蜘琉「あの…ホムさんってもしかして…」

焔丸「………(血混じりだ)」

瑠蜘琉「やっぱそうか…♪」(嬉しそうに笑う)

狭霧「まったく勝手なもんだよな…人間ってやつぁ」

乱華「だね…ちょっとショックだよ」

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紫暮「あら、おかえりなさい…どうしたの？みんな浮かない顔…」

狭霧「どーもこーもねぇや…人間ってのはほんと勝手だよな」(ポリポリ)

焔丸「まぁ、そんなもんだが…」

狭霧「焔丸もキレてたじゃねぇか…」

焔丸「………」

小桜「紫暮様…」

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紫暮「そう…そんな事があったの…それは辛かったでしょう…」

(人間は本当に勝手な生き物よ…私も…黄泉も…「不老不死」…面白半分で人魚を狩り、その肉を口にしてしまった…)

黄泉は闇に堕ちた…私はアヤカシモノを続ける事が大罪を犯した者としての償い…

アヤカシモノ編～大罪～
終