オレ達の物語りにタイトルなんていらない！ (ページ40)

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─アヤカシモノ編～大罪～(三)─ ページ40

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紫暮「さて、私達もそろそろ参りましょうか…」

水呼「紫暮さん、私が暴走したら止めてくださいよ…」

紫暮「はいはい♡」

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水呼(水狐面を着ける…)

ｽｲｺ「ダレガワタシヲトメラレヨウ…」

紫暮「この姿は誰にも見られたくないの…」

(人魚の肉を喰らいし者の成れの果て…私はもはや人間では無い…化け物だ)

紫暮「魔物ども…我が刀…艶姫の錆となれ！！」

ｽｲｺ「…カイタイザンゲキ…」

─────狐狸の里─────

村の老人「近頃アヤカシの狂暴化ばかりじゃないか！何がアヤカシとの共存だ！」

村人「そうだそうだ昔の様にアヤカシ退治屋でも居れば良いんだがな～」

狭霧「クッ……」

「そうよ…」「そうだ！そうだ！」

小桜「皆さん…」

茉莉「小桜…」

村人「そこの鬼だっていつ狂暴化するか分からない…」

瑠蜘琉「俺か？」

乱華「気にすんな瑠蜘琉」

村の子供「おねーちゃんのねこもアヤカシだろぅ？このこもきょーぼーになるの？」

小桜「ネコカボチャ…このコは大丈夫よ。」(にこり)

村人「フン…どうだか…そのうち噛みつかれるぞ」

子供「こわい！」

小桜「…っ」

茉莉「小桜…大丈夫」

ﾏﾛ(にゃ～ん…)

ﾈｺｶﾎﾞﾁｬ(うにゃ…)

茉莉「マロもネコカボチャを慰めてるの？」

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紫暮「…さん」

「水呼さん」

水呼「ん…紫暮…さん…」

紫暮「魔物の一掃終わりましたよ。」

水呼「すみません…また私暴走してましたか？」

紫暮「えぇ…それはとても」(うふふ)

裂露「ぐれさん、終わったぜ♪」

紫暮「裂露くん、牛鬼ちゃん、怪我はない？」

牛鬼「それが…魔物のかかとを狙ったアグトボッポリが蹴られて怪我をしてしまって…」

(アグトボッポリ／かかとに当たるだけのアヤカシ)

水呼「どれどれ…チユ…」

(チユ／水呼が創り出した治療用のアヤカシ)

ｱｸﾞﾄﾎﾞｯﾎﾟﾘ(ぴょいーんぴょいーん♪)

牛鬼「よかった…ありがとうございます水呼さん！」