オレ達の物語りにタイトルなんていらない！ (ページ35)

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─戦─(2) ページ35

ﾗﾗ「そうよ！ヒールも効かないんだから！」
(もしかして全部サピュルスが仕組んでる？！こうなるように？！)

ｸﾞﾗﾅｰﾄ「っ！！」

水呼「…サラシナ先生、試しにチユを使ってみてはどうでしょう？」

ｻﾗｼﾅ「水呼さん…チユを？」

水呼「ええ、魔族の呪いは魔力から成るもの、魔力での治療が無理ならばチユの妖力で治せないものかと…」

ﾗﾗ「いい考えかもしれない！」
ｻﾗｼﾅ「なるほど…水呼さん、試してみてください」

水呼「では…」

……………

！！
ﾗﾗ「ねぇ、少しづつだけど傷が治ってるわよ！」

ｸﾞﾗﾅｰﾄ「ホント？うっ…見えない…」(腹部)

(血管を繋いで、自らの細胞を移植する水呼がつくり出した妖怪・チユ)

ｻﾗｼﾅ「水呼さんが居てくれて助かりました。」
「でも、ここで治療を続けるのは危険です、イクト…グラナートさん達をシンフォニアへ！」

ｲｸﾄ「分かりましたヴィシャス様」

ｸﾞﾗﾅｰﾄ「ごめん！みんな…俺のせいで…」

ﾗﾗ「何言ってんの！じゃあ治ったらスウィーツおごってね♡」

ｱｽﾞﾗｴﾙ「サラシナ君…何にもできなくてごめん…」

(ドスッ！！)(愛の鉄槌)

ｱｽﾞﾗｴﾙ「いやっ！こんな時に！！ぐふ；」

水呼「私はチユを召喚できるだけ召喚して治療させますね。」

ｻﾗｼﾅ「頼みますね水呼さん」

ｲｸﾄ「じゃあ行くぜ…」

││││││

(シンフォニア／ザクロ村の小屋)

水呼「っと…後はチユに任せて…私もちょっと行ってきます。」

ｱｽﾞﾗｴﾙ「えっ！？水呼君、相手はデス…死神だよ？いくらアヤカシが使えるからって、キミ普通の人間でしょ？危ないよ！」

水呼「…ふふっ、大丈夫ですよ。私、怒っちゃったから。」

(スッ…)水狐面を着ける

ｱｽﾞﾗｴﾙ「？！！」

水呼「では。」

││││││

ｱｽﾞﾗｴﾙ(速い！！)「水呼君って…」

ｸﾞﾗﾅｰﾄ「水呼さんのあの姿見るの二度目だ…本気で怒ってるよ。」

ｱｽﾞﾗｴﾙ「あれってかなり強い妖力の妖怪を憑依させてたけど…それに耐えれる水呼君って…」

ｸﾞﾗﾅｰﾄ「さすが魂の専門家…そっち系に詳しいんだ…」(妖怪とか霊的なのとか)

ｱｽﾞﾗｴﾙ「水呼君、妖怪と契約を交わした人なんだね…」

ｸﾞﾗﾅｰﾄ「水呼さんがあれになるとサラシナ先生レベルじゃないと止められないよ…」

ｱｽﾞﾗｴﾙ「そんなに？！」