吸血鬼の少女の夢【あんスタ】 (ページ7)

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｢なに騒いでんだ、鉄｣

当の本人は呑気にそんなことを言って現れた。

｢クロ、龍王戦でしょ？｣

｢大将！チィーッス！そうっすよ！龍王戦ッスよ！｣

と、それから空手部1年生の南雲君とクロの会話を聞くに、龍王戦を忘れていたらしい。

見た目はあれだけど礼儀正しいというか、なんというか……

私たちは二人の会話を黙って聞いていた。
何をみんなは思ってこの二人の会話を聞いているんだろうか。

そんなことを考えていたら、対戦相手である大神晃牙がステージから話しかけてきた。

｢ハンっ！ビビっちまったのか？｣

｢それとも何か？武道ってもんはあれこれ言い訳をつけて戦いを避ける｢言い訳術｣なのかよ！期待してんだぜ、夢ノ咲学院最強鬼龍紅郎！｣

なんて言い出した。

｢上級生を呼び捨てか……教育がなってないな、軽音部の｢狂犬｣は、A。兄ちゃんにに言っておいてくれ、狂犬のこと｣

｢任された～♪｣

｢なっ、お前！吸血鬼野郎の妹じゃねーかよ！｣

｢まあ、兄の面倒を見る=君の面倒も着いてくるだからね～私からすれば。｣

｢まあいい、腹ごなしに遊んでやろう。｣

｢その前に、ハンカチか何かもってねえか？｣

｢待ってね、｣

｢あっ、あの！｣

とあんずちゃんがクロにハンカチを渡した。

『おおー！』

｢恩に着る。このハンカチは後ほど洗って返そう｣

そう言って着替えに行きステージに立った。

南雲くんが言ってたように生徒会が来なければいいけど。