恋愛禁止令解除？【うたプリ】

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音也「うん、いい感じかなぁ」




じゃがいもが柔らかくなった頃、一旦火を止めルーを入れる
おたまをゆっくりと混ぜるとカレーの美味しそうな匂いがただよう




音也「A〜」




名前を呼んでも返事がない
かき混ぜる手を止めてソファーへ向かう



音也「…ねてる？」




腕をまくら変わりにして目を瞑り、スースー寝ていたA



お揃いのエプロンをしたまんま気持ちよさそうに眠るAにきゅんとくるのはなんでだろう




音也「まつ毛ながいなぁ…」



普段、こんな近くで目を閉じてるAを見ることがないから気づかなかったけど、



こんなにまつ毛長かったんだなぁ。
やわらかそうなほっぺ。


ぷにっと人差し指で押してみると、



あ「んん…」


少し反応を見せるA





音也「ふはっ、かわいいなぁ」




ついつい、カシャとAを撮ってしまう





ほんのり色付き、やわらかそうな唇
Aがまた眠りについたのを確認して、そっと唇をなぞる



胸がドキドキして、俺の顔が熱くなるのがわかった




無防備すぎるA
信頼しているから？それとも…男としてみられてないから？……






この唇にキスしたい




なんて思ったけど


音也「だめだだめだ！しっかりしろ俺…」




自分に言い聞かせ、デコピンをする
唇じゃなくても、せめておでこくらいはいいよね




前髪をそっとよけ、おでこに唇を落とし頭を撫でたら




あ「おと…や」

音也「A、おきた？」




と聞いてもすぐに返事はなくなった
……ねぼけて俺呼んだんだ




音也「も〜かわいすぎるよぉ…」





ついでにもう１枚撮ってから、着てきたパーカーをそっとかける。


音也「(体冷えちゃうからね)」





もう１回、頭を撫でてキッチンへ戻る
食器棚からお皿を２つだしてご飯を盛った





あとはAが起きるのを待つだけ
起きたらちゃんと注意しておかなきゃね




俺はAが好きなんだと、改めてそう思わされた１日だった





(その後２人でカレーを美味しく食べました)







〈俺だけの写真は、待ち受け画面〉

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