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「こちらは過去、貴方がたと同じようにダダをこねた方です。
実況を放棄した彼はずっとこの部屋で仲間のクリアを待っていました。すでに彼らが達成に失敗したこともつゆ知らず。」
俺はここで閃光弾を持っている女と三つ編み女の方へ行く。
「来るはずもない迎えをずっと、ずっと、ずぅー―――――――と。」
さっきの怯えた少年は、目から血を流した白骨となっていった。
その前に、2人の目をあの映像から見せないように隠す。
「終わったら肩を3回たたく。その間は目と耳をちゃんと塞いでいろ。いいな?」
そう言うと、2人は首を縦に振って俺の言うとおりにした。
それを確認した俺は少し荒れている教壇の方を向く。
その先には、男3人に押さえられているアルパカがいた。
「ひとつご忠告を。
貴方がたはすみやかに理解すべきです、ご自分が今置かれている状況を。怪我や死亡、当然ございます。何せ、リアル実況ですから。
現実世界でリトライやセーブがあると思いで?」
(リトライやセーブ...か...。)
多分、今の俺は自虐的に笑っているだろう。
(なら、俺たちはなんなのか)
そう考えるほどに冷静だった。
俺はアルパカの方へ行き、落ちているリモコンを拾ってスクリーンをしまう。
そして、女2人のところに戻り、肩を3回たたいたところで...
学ランが手を挙げた。
「パカさん、それって立候補アリですか?」
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ななしのヴィランズ - カゲプロを創ったのはじん様です、貴方様のオリキャラが創ったわけではありません。「ごめんなさい」ではすみませんよ? (2021年11月4日 15時) (レス) @page3 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チア | 作成日時:2019年8月25日 17時