異能少女、学校通うってよ2【文スト】【歌い手】

80話 ページ36

そらるside



Aが撃たれた＿＿！！俺は咄嗟に目を瞑ってしまった。俺のせいでAが＿＿！



だがいつまで経っても倒れたような鈍い音は聞こえないしAの叫び声も聞こえない。俺はそっと目を開けた。



一ノ瀬 「！！な……！」



俺はてっきりAが撃たれたものだと思っていた。だが違う。寧ろその逆だ。



犯罪者 「っ！手前……なんで銃なんて持ってるんだよ！！」



A 「私が使った銃はアンタらの様な武器とは違う。これはスタンガン銃だ。人を気絶させる程度の威力しかねぇよ」



いやいやいや……は？なんでAそんな物騒な物持ってるんだ？？？



A 「太宰……もう良いよな」



太宰 「あぁ。良いとも。これは緊急事態だから隠す必要は無い。存分に暴れ給え」



2人は一体なんの話をしているんだ？そんな事を思っていると＿＿



A 「アンタら、運が悪いな。まさか＿＿＿武装探偵社社員がいる学校に侵入しちまうなんてな」



武装……探偵社……？？ってあの横浜で有名な……！！



武装探偵社＿＿＿犬猫の迷子捜索や浮気調査をする一般的な会社とは全く異なる、主に斬った張ったの荒事を領分にする軍や警察頼れない危険な依頼を取り扱う探偵社。主力社員のほとんどが『異能力』を有する『異能力者』が集う巷で噂の武装集団＿＿！！



Aが武装探偵社社員……？てことはまさか＿＿！！



A 「異能力＿＿氷鬼(ひょうき)＿＿！！」



Aは異能力者なのか＿＿！？

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