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「それは“憧れ”だと思うんス。
俺も憧れてバスケ始めた。だから憧れは良いことだと思うッス!!醜くなんて無いッスよ!!!」
と、明るく言ってくれました。
この言葉を聞いたとき心が軽くなった、今まで私は考え過ぎたのかも知れないです。
「…ありがとう…ございます。心が軽くなりました。
…私は黄瀬くんの心理カウンセラー失格ですね…?」
「じゃあ俺がA委員長の心理カウンセラーになってあげるッスよ!!!!!!」
「本当に…、ありがとうございます…。」
「委員長は考え過ぎなんスよ、貯めすぎない!!!!!!大事ッス!!!!!!」
「はい、気をつけます。先生。」
「うん、気をつけて下さいッス!!!!!!
…俺も言えないけど…」
「黄瀬くんも何かあれば私に話してくださいね」
「もちろんッス!!!!!!」
約束。
ーー指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます指切った
「高校生にもなって指切りって恥ずかしいですね…」
「いいじゃないッスか!!こういうのは童心に帰らないと!!」
童心か…
「童心なんて言葉知ってたんですね」
「ひどっ!!!!!!」
「じゃあ、遅いですし、帰りましょう。」
「そうッスね!!!!!!じゃあ童心に戻るために手つないで帰るッスよー!!!!!!」
「え。」
「嫌そうな顔しないーほら、帰るッスよー」
黄瀬くんは私の手を握って家まで
ずっと離しませんでした。
家に着くと
うーん…と唸りながら手を名残惜しそうに
見て離していました。
私が明日も一緒に帰ろうと提案すると
機嫌を治してくれました。
黄瀬くんは最後に走りながら
こう言って帰っていきました。
「じゃあまた明日学校で!!!!!!Aっちー!!!!!!」
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お月見@××××××
私にも心理カウンセラー出来た。
嬉しい。
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シリアス抜けれました。ありがとうございます。
あと挿し絵を描こうかなと思っているのですがどうでしょうか?
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作者名:よみ | 作成日時:2015年2月16日 19時