お菓子 ページ37
司 「…これはお菓子、なのですか？
あぁ、おぞましい。」
目を覚ました司くん。
そりゃあそうだよね。
食べたくないもん…。
凛月「見た目はあれだけど、美味しいよ？
みんな試食して見てよ。
自信作だけど〜♪」
絶対嘘だ…。
泉 「……正直に言うけど、
俺は絶対にこんなモノを口に入れたくない。」
うん、誰でもそう思うよ。
嵐 「アタシだって嫌よォ！？
でも、せっかく作ったものをゴミ箱にポイするのもどうかと思うわねェ。」
司 「では不詳、この朱桜司が試食します！
父上、母上、朱桜一族の英霊たちよ！司に勇気をお与えください…！」
そこまでして食べなくてもいいと思うのだが…。
嵐 「そ、そんな決死の覚悟で食べなくてもいいわよォ！？」
凛月「どんどん食べてね〜、たくさんあるから。
ふふふ、お菓子づくりって楽しいかも〜♪」
ちなみにこのお菓子のテーマは、
『食べようと思ったら逆に食べられる系』
らしい。
人を食べるお菓子ってこと？
そんなのお菓子どころか食べ物でもない。
作ってはいけないものだったんだ。
嵐 「さ、さぁて、気を取り直してお菓子づくりを始めるわよォ♪」
A「その前に凛月先輩を寝かせてはどうですか？
というか…凛月先輩眠くないんですか？
早く寝てください。」
凛月「え、いつも起こされてるから、
寝ていいだなんて言われたことないんだけど。
ていうか今は起きる時間帯だから♪」
どうしてこんな時間にお菓子づくりを始めたんだ！
凛月先輩が眠ってる午前中だったら、命だけは助かったのにっ！！
凛月「あ〜…まだ俺のお菓子を誰も試食してくれてないんだけど…。」
誰が試食なんてするか。
死人が出るよ…。
嵐 「そ、それはあとのお楽しみにね！
食中毒とか発生させちゃったら、
今度こそ、『Knights』衰亡の危機だからねェ☆」
流石お姉さん。
説得が上手い。
すると突然、私のスマホがぶるぶると震えた。
A「…あ、すみません。」
泉 「いいけど、誰から？」
A「え〜っと…。
真緒先輩からメッセージが。」
凛月「え、Aって、ま〜くんと知り合いなの？」
嵐 「あら、凛月ちゃん知らなかったのォ？
Aちゃんって生徒会役員だから、真緒ちゃんを知ってるのよ？」
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照山紅葉(プロフ) - 猫さん» こんにちは！お返事遅くなってしまってごめんなさい！ありがとうございます！気に入ってくださって良かったです！これからも頑張りますので、最後まで楽しんでください！ (2022年5月23日 18時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とっても面白い作品ですね☺️思わず見いってしまいました‼︎お身体に気をつけて更新頑張ってください☺️ (2022年5月23日 17時) (レス) @page12 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
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