落とし物 ページ32
今からガーデンテラスに行かなければならないなんて…。
A「…はぁ…
鬱だ…死にたい…。」
翠「…それ俺のセリフ…。」
鉄虎「ちょっ！二人とも！
どうしたんスか！？」
友也「あ、A。」
A「？」
友也「お前の落とし物を拾ってくれたっていう子が、
お前のこと呼んでたぞ？」
A「落とし物？」
友也「あぁ。校門で待ってるって…。」
A「えぇ！？嘘…。
分かった。ありがとう。」
私は校門の方へ急いだ。
そこに立っていたのは、
夢ノ咲の制服を着た可愛らしい女の子だった。
A「あ、すみません！
落とし物、わざわざ届けて頂いて…。」
「いえいえ！とんでもないです！」
すると突然、彼女から手を掴まれる。
A「！？」
そのまま、校内に連れて行かれた。
アイドル科の敷地に、
普通科の生徒が…。
いけないことだとは分かってるけど…言いづらい。
A「あの、すみません。
私これから仕事で…。
今落とし物を受け取りたいのですが…。」
「…仕事？」
A「…え、はい。」
「もしや、１年生のプロデューサーさんですか？」
A「そうです。」
「…実は、プロデュース科の試験、
私も受けたんですよ。」
…！？
「昔から、アイドルがずっと好きで、
辛いときも苦しいときも、いつだってアイドルに救われていた…。
私は、恩返しがしたかった。
アイドルのそばで、彼らの背中を見ていたかった。
今のあなたの立場に立ちたかった。」
…。
「…それなのに…。
なんであなたみたいな人が…。」
…言い返せない。
事実だから…。
「あなたなんかがなぜここに？
歌もダンスもきちんと勉強していて、
裁縫も料理もできて、
アイドルに詳しくて、
誰よりもアイドルを愛している私が、
何故あなたなんかに負けるの？」
A「…。」
「ＤＤＤだって見てましたよ。
あなたがプロデュースしている、Knightsも流星隊も、
初戦で敗退しているじゃない。
私がプロデューサーだったら、
絶対にあの人たちを頂点に立たせてあげられてた。」
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照山紅葉(プロフ) - 猫さん» こんにちは！お返事遅くなってしまってごめんなさい！ありがとうございます！気に入ってくださって良かったです！これからも頑張りますので、最後まで楽しんでください！ (2022年5月23日 18時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とっても面白い作品ですね☺️思わず見いってしまいました‼︎お身体に気をつけて更新頑張ってください☺️ (2022年5月23日 17時) (レス) @page12 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
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