頑張り屋さん ページ26
凛月「…確かに、見た感じ不器用な子ではあるけど。
俺達のプロデューサーに大切なことって、
アイドルに対する気持ちだと思うんだよね。」
凛月が思いの他真剣に話すから、こいつ誰だ？って思ってしまった。
凛月「…不器用なりに頑張ってたよ。
他の子たちにあるのは１つ２つの苦手でも、
この子にとっては全部苦手なことだった。
他の子たちは、その苦手の穴を埋めようとはしなかったのに、
この子だけは、
苦手なことでも、結局最後まで全部やって、
ライブを成功させた。」
あれ？凛月はどうしてそんなことまで見てたんだ？
凛月「見た感じ、アイドルのファンとかじゃなかったけど、
責任感のある子だよねぇ。
俺たちのためにって、学校に残ってずっと頑張ってた。」
…まさか…。
凛月はこの子が試験のときにプロデュースしたアイドルだったのか！？
そうか。
アイドルはマスクをして顔が見えないようになってたから、気が付かなかったんだ。
…でも、副会長からは「他校のアイドル」って…。
細かいことはいいや。
凛月「この子にとっては、
多分プロデューサーになりたいという気持ちは他の子たちよりも劣っている。
でも、プロデューサーという立場は望んでいなくても、
誰かの役に立ちたいって思ってる。
俺は、そういうところがプロデューサーに向いてるんじゃないかって思う。」
嵐「…そうねェ。
凛月ちゃんの言うとおりね。
頑張る女の子は世界の宝だもの。」
みか「凛月くんすごいわぁ！そんなとこまで見とったんやなぁ！」
確か…
A…って名前だったよな。
Aのことは俺も感心してた。
すれ違ったら挨拶はしてくれるし、
夜遅くまで残ってずっと仕事頑張るし。
あの転校生よりかも遅くまでいた。
すごいよな。
まぁ、技術的な面では他のやつより劣っていても、
こいつは絶対にここで伸びる。
途中で投げ捨てることはない自信がある。
真緒「…よし、決めたよ。
俺はこの子で行く。」
この子で話し合った結果、
まさかの合格となった。
本人はおそらく、予想もしてないことだろう。
最初は姫宮も副会長も少し反対してたけど、
最後は俺の意見に賛成してくれた。
だから早く来てくれよ？
二人目のプロデューサー？
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照山紅葉(プロフ) - 猫さん» こんにちは！お返事遅くなってしまってごめんなさい！ありがとうございます！気に入ってくださって良かったです！これからも頑張りますので、最後まで楽しんでください！ (2022年5月23日 18時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とっても面白い作品ですね☺️思わず見いってしまいました‼︎お身体に気をつけて更新頑張ってください☺️ (2022年5月23日 17時) (レス) @page12 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
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