理由 ページ25
英智「…君は
ここに来るべきではなかった…
って言われてもおかしくない。」
A「…。」
英智「それなのに、何故君が選ばれたのか…。
…凛月くんだよ。」
A「…へ？」
思わず変な声が出てしまった。
英智「正確には、衣更くんと凛月くんだね。」
ー1ヶ月前ー 〜真緒視点〜
真緒「ん〜。」
凛月「…ふぁぁふ…
ま〜くん煩い…。」
真緒「あ、悪い。」
嵐「どうしたのォ？
そんな唸り声あげちゃって。」
スマホの画面を見て唸り声を上げる俺を心配してくれる鳴上。
真緒「ああ、実は、
プロデュース科にもう一人普通科から来てもらうことになってんだけどさ、
その一人を、この中から選ばないといけないんだけど。」
嵐「どれどれ？」
鳴上と凛月、近くにいた影片や伏見、大神まで、
俺のスマホの画面を覗き込む。
七人にはそれぞれ、筆記試験、体力検査、面接に加え、
実際に他校のアイドルユニットをプロデュースしてもらった。
点数の半分以上はそのプロデュースが占める。
本人たちには伝えずに、事前にカメラを複数設置していたため、
レッスンの様子が記録に残っている。
それを見て、俺たちは一人だけを選ぶ。
今日の放課後、生徒会室で話し合って決定されることなんだけど、
副会長から、事前に一人決めてこいと言われた。
見ての通り結構悩んでる。
…大体みんな同じだからなぁ…。
晃牙「そんなの、どう見たってこいつだろ！
ちょっとしたミスまで見逃してねぇ。」
嵐「アタシはこの子かしらねェ。
用意がいいわ。ちゃんとドリンクも冷やしてるし、
差し入れなんて気が利いてるわァ♪」
弓弦「この方はいかがでしょう。
ダンスの経験者のようですが。」
みか「あ！この子、めっちゃ裁縫上手かった子やわぁ！
手芸室でもくもくと衣装を直してたで！」
…みんなバラバラだなぁ…。
凛月「…ま〜くん。」
真緒「？」
凛月「俺、こいつがいいと思う。」
凛月が指さしたのは…
特になんの特徴もない女の子だった。
晃牙「…こいつかよ？」
嵐「結構普通の子ねェ？」
みか「そういえばさっき、汗で滑って転んで、
ドリンクひっくり返しとったなぁ。」
思わず吹き出す。
弓弦「…理由を伺っても？」
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照山紅葉(プロフ) - 猫さん» こんにちは！お返事遅くなってしまってごめんなさい！ありがとうございます！気に入ってくださって良かったです！これからも頑張りますので、最後まで楽しんでください！ (2022年5月23日 18時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とっても面白い作品ですね☺️思わず見いってしまいました‼︎お身体に気をつけて更新頑張ってください☺️ (2022年5月23日 17時) (レス) @page12 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
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