Ep.152_勝ち負け�� ページ7
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ｳｿｸ「＿＿でも、勝ちます。勝ってみせます」
小さく笑みを浮かべながら堂々と言い放つその姿に、思わず息が止まった。
ああ、私はこの人には勝てない＿そう、直感的に思ったのだ。
ﾕﾝｼﾞｮﾝ先生「……ってウソクは言ってるけれど、Aは？ 何か言い返さなくていいの？」
「わ、私は……」
ユンジョン先生が私に視線を移す。同じようにみんなが私の方をじっと見るので、緊張して声が上擦ってしまう。そんな私を隣にいる弟達が心配そうに顔色を窺ってきた。
やっぱり情けないリーダーだなあ、乾いた笑いを零しながら"大丈夫だよ"とみんなに目配せしてから、目を瞑った。
(ウソギヒョンは私を認めて、私と真剣に勝負しようしてくれてるんだ。だから腹を括れ)
震える体を鼓舞するように唇を噛み、拳を握る。そして目を開いてウソクヒョンの顔をはっきりと見返した。
「ウソギヒョンに勝てるのか。いつものように冷静に、合理的に考えれば答えはNOです。
実力も、人気も、私はウソギヒョンに敵いませんから。私がウソギヒョンより多く票を貰えるなんて到底思えません」
ｳｿｸ「そんなことないよ、」
「でも、売られた喧嘩は買います」
首を振るウソクヒョンににっこりと笑いかけると、ウソクヒョンは大きく目を見開いた。
「本当の事を言うと、私個人の勝ち負けなんてどうでも良かったんです。チームが勝てればそれで充分幸せでした。
でも、相手にここまで言われても勝負をしないならば、それはステージに立つ資格すらないただの負け犬です。それに、相手にも失礼ですから」
だから私は本気でウソギヒョンを倒しに行きます。
そう言い切ると、驚いた顔をしていたウソクヒョンがみるみるうちに満足げな笑みに変わっていった。
ｳｿｸ「本当に俺に勝つつもり？」
「はい、絶対に勝ちます。年上だからって遠慮はしません」
ｳｿｸ「あはは。こんな強気なA初めてだ」
「こうでもしなきゃ衣装に負けちゃいますから」
微笑みながら言うと、「でもやっぱりAはAだね」と自分の眉を指で思いっきり下げて私に見つけててきた。困ったような笑顔はどんなに意識しても治らないようだ。
ｳｿｸ「うん。俺も手加減はしない。勝つのは俺だし、うちのチームだ」
「それはこっちの台詞です」
私がそう返すと、何故か会場が大きな拍手と歓声で一杯になり、ウソクヒョンと顔を見合わせて吹き出した。
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もち - 防弾少年団がまだ、( ﾟ∀ ﾟ)ﾊｯ！もしかして防弾少年団は夢主のボス？！ (2020年9月23日 6時) (
レス) id: 593f0591d1 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - よ だ かさん» コメントありがとうございます。展開上沢山だすことは難しいかもしれませんが、ちょくちょく出していきたいなあって思ってます！これからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2020年5月30日 16時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
よ だ か(プロフ) - コメント失礼します あんスタキャラがだんだん出て来てくれて嬉しいです!!もしよろしければあんスタキャラとの絡みをもっと見てみたいです! 次の更新も楽しみに待ってます！ (2020年5月29日 17時) (レス) id: c6fcdfc168 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 零奈さん» コメントありがとうございます！私の作品がきっかけでプエ句を知って頂いたのはとても嬉しいです！更新遅めですがこれからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年5月29日 16時) (レス) id: ce8ce21ff5 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(プロフ) - はじめまして、実はこの小説でプエクを知りました…！お陰様で今K-POP沼にどっぷりです笑笑これからも応援しています。 (2020年5月15日 23時) (レス) id: 46a24024b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2020年3月25日 21時
