Ep.38_バス�� ページ39
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「あっ、はい！ どうぞ。
……あ、ウンサンくん」
突然話しかけられてびっくりしつつも見上げると、そこに居たのは＿ウンサンくんだった。
ｳﾝｻﾝ「えっ、僕のこと覚えててくれたんですか……！？」
嬉しいです！ そう言ったウンサンくんの声は緊張しているのか、少しだけ上擦っていた。
その姿に思わず笑みがこぼれてしまう。
「もちろん。BRANDNEW MUSICのパフォーマンスすごく良かったから。
……あれ、そういえば他の子は？ 一緒に座らないの？」
BRANDNEW MUSICは4人だったから、2人ずつ分かれて座れるはずだ。
私の質問にウンサンくんは不意をつかれたようにびくっとした後、はにかみながら笑った。
「実は……Aさんのパフォーマンスはもちろん、日本人なのに韓国語で堂々と話す姿を見て凄く憧れて。
ずっと話したかったんです。
Aさんが1人で座っていたので、これはチャンスだって思って事務所のみんなに言って来ちゃいました」
ウンサンくんはあはは……と笑いながら後ろの方を指さす。
ウンサンくんが示した方には他の3人がいた。
私がこちらを見たのに気づくと、"ウンサンをよろしくお願いします！"と訴えるかのように首を激しく縦に振っていた。
ｳﾝｻﾝ「みんなは他の人にとられる前に早く行け！ って」
「……ありがとう？ でも、私の隣に進んで座りたがる人はいないと思うけど。
ウンサンくんだけだよ」
あとはビョンチャンとスンウヒョンくらいかな。
席が足りないからって理由でもなければ、私の隣に好んで座りたがる人なんてそんなにいないだろう。
そう思いながら、ウンサンくんの言葉を笑って否定する。
ｳﾝｻﾝ「そんなことないです！ きっと今、僕がここに来て悔しがっている人は多いはずです！」
「えぇ……」
思わず苦笑いをする。
冗談だと思っている私にウンサンくんは、本当ですよ！ 嘘じゃないです！！ と念を押した。
(この子、こんなこと言うのか……)
ウンサンくんの勢いに圧倒された。
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カナル式(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけると凄く嬉しいです！ペースはゆっくりですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります(*^^*) (2019年12月10日 1時) (
レス) id: 50aa38efb1 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - あんスタのことは詳しくないんですけど、プエクが好きで読み始めました。ひとつひとつ細かく書いてあるのと文章力がすごくて引き込まれます。これからも楽しみにしているので頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (レス) id: da002fa0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2019年11月15日 22時
