Ep.37_バス�� ページ38
・
ｽﾝｳ「A！ お疲れ様〜」
「うわっ！ スンウヒョン、苦しいですよ〜……」
戻ってきた私をスンウヒョンが抱きしめて、頭を撫でる。
(これ、完全にマンネ扱いだな……。確かに、私の方が年下だけれども)
不服に思いつつも、慰めようとしてくれる気持ちは嬉しいのでスンウヒョンのやりたいようにさせておいた。
ｽﾝｳ「本当に上手だったよ。頑張ったね」
「怒られちゃいましたけどね」
せっかく2人が励ましてくれたのになあ、小さく呟いた。
すると、ビョンチャンが私からスンウヒョンを引き剥がして、今度はビョンチャンが私を抱きしめた。
ﾋﾞｮﾝﾁｬﾝ「これから頑張ればいいんだよ。
絶対Aに来てね。スンウヒョンと待ってるから」
「うん、ありがとう。頑張るね」
ビョンチャニは温かいな、そう思いながらそっと抱きしめ返した。
(またひとりだな……)
事務所別評価が終わってドンウク代表から明日からの説明を聞いた後、トレーニングセンターに向かうバスに乗り込んだ。
本当はビョンチャンとスンウヒョン、間を挟んで私……みたいに横一列に並んで座ろうとしたけれど、もうかなり他の人が座っていて無理だった。
だから、2人を空いている奥の座席に押し込み、自分は前の方の座席に1人で座る。
(ごめんね。ビョンチャニ、スンウヒョン)
後ろを見ると、2人と目が合う。かなり不満そうな目に思わず笑ってしまう。
ビョンチャンとスンウヒョンは最後まで一緒に座りたがっていたけれど、こればかりは仕方ない。
笑いながら2人に手を振って、心の中で謝っておいた。
(まあ、1人の方が気楽でいいや)
そう思いながら、眼鏡をかけて完全にリラックスモードに入ろうとする。
＿「あの！ 隣に座ってもいいですか……？」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カナル式(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけると凄く嬉しいです！ペースはゆっくりですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります(*^^*) (2019年12月10日 1時) (
レス) id: 50aa38efb1 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - あんスタのことは詳しくないんですけど、プエクが好きで読み始めました。ひとつひとつ細かく書いてあるのと文章力がすごくて引き込まれます。これからも楽しみにしているので頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (レス) id: da002fa0ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カナル式 | 作成日時：2019年11月15日 22時
