Ep.11_ NEW DIMENSION�� ページ12
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「社長、最後に確認してもいいですか？」
社長は頷いた。
「事務所にとって、私がproduceX101に出演することはプラスになりますか？」
微笑みながら聞くと、社長はこちらを見て小さく頷いた。
「分かりました。相馬A、produceX101に出演します」
今書くので契約書下さい。そう言うと、社長はさっきよりも大きく目を見開いた。
その顔に思わず笑ってしまう。
社長「君、今までの話聞いていたのか？ ここは断るところだろう」
「ちゃんと聞いた上、ちゃんと考えた上での答えですよ」
社長「理由は？」
「メリットしかないからですよ」
私の言葉に、社長は本当にこいつ話聞いていたのか？というような顔をする。
「まず第一！ 会社にとって、私が出演することは利益に繋がります。
次に！ ユニットにとっても、活動再開するときのために知名度をあげておくのは良いことです。
そして！ 韓国のアイドル文化に関わることで私自身のスキルアップになります。
……あ。あと、仮に操作があったとして、私のデマが流れても、その後に日本で活動する際に全く問題がないからです。多分」
ほら、こんなにメリットありますよ？
指を4つ立てて社長に見せつけると、社長は今までにないくらい長くて大きいため息をついた。
社長「君は相変わらず、さらっと物事を決めるし、どこまでも合理的だな」
「東大生ですから」
さっきの空気は何処とやら。
私がニヤリと笑うと社長も眉を下げて笑った。
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カナル式(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけると凄く嬉しいです！ペースはゆっくりですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります(*^^*) (2019年12月10日 1時) (
レス) id: 50aa38efb1 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - あんスタのことは詳しくないんですけど、プエクが好きで読み始めました。ひとつひとつ細かく書いてあるのと文章力がすごくて引き込まれます。これからも楽しみにしているので頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (レス) id: da002fa0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2019年11月15日 22時
