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『あとは、そうですね…』


「運動会もなくなるわよね」


「嘘だろ!?青春の1ページが!!」



ふむ。運動会か。


人気かと思いきや、「なくなればいいのに」と切実に願う生徒が意外といる行事の一つね。




『なら代わりに速読大会なんてどうでしょう?
これで虹色の青春の出来上がりです。』


「ミュセルが1位取って終わるだけじゃねえか!」


『じゃあハンデとして、私は2倍の量を読むということで。』


と、そこで急に上から憎々しい声が降ってきた。


「それでもあんたが1位だろ。」



『…………いきなり口出すのやめてください、ジャーファルさん。
っていうかなんで私の許可なく図書館に入ってきてるんですか。』


「へえ。図書館に入るには君の許可がいるようになったんですか。」


『そうですよ。あなた限定ですけど。』




明らかにムッとしたジャーファルさんからふいっと顔を背ける。



一気に悪くなったその場の空気をなんとかしようと、シャルルカンさんとヤムライハさんがあわあわとしているのが視界の端に写った。



「ま、まぁまぁ二人とも!」


「喧嘩はやめろって!な!!」



いや普段から喧嘩しかしてない2人に言われてもなぁ……


思わず心の中でそう呟きながらため息をつき、口を開ける。



『喧嘩じゃないですよ、挨拶です。』


「え、挨拶だったの!?」


「そうですよ、挨拶です。それよりミュセル。」


『………なんですか。』



ジャーファルさんが立ってるせいで自然とこっちが見下ろされている形になる。


なんとなくむかつくからキッと下から睨み上げた。



「君、いくらなんでも運動しなさすぎ。
明らかに運動不足ですよ。」


『……余計なお世話です。
運動なんてしたくないですし。』


「こっちは心配して言ってるんだけど。」


『嘘つかないでください。』



あんたがするわけないでしょ。心配なんて。



「………とにかく、運動した方がいいよ。
というわけで中庭行きましょう。」


『はい?何するんですか。』



そう聞いた私にジャーファルさんはきょとんとして返した。



「運動だけど。」


『ぜっっっっったい嫌です。』

5ページ→←3ページ ▽運動不足は駄目ですよ。



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設定タグ:マギ , ジャーファル , シンドリア   
作品ジャンル:アニメ
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紀美野愛(プロフ) - ranuさん» ほんとですか!ありがとうございます!私も白雪姫の回は気に入ってるのでとても嬉しいです笑 (2016年7月21日 9時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
ranu - 白雪姫の話めちゃくちゃ面白かった!!!ミュセルとジャーさんのツッコミ確かになwwww都合良過ぎるししかもsi体愛好家の●●で目覚めるってwwwww・・・・まぁとにかく、めっちゃくちゃ吹き出しました。。。。 (2016年7月20日 20時) (レス) id: a075aa479c (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - カマズミさん» あぁ!ビーチバレーか!ありがとう!落とし穴wwww (2016年3月7日 21時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
カマズミ(プロフ) - フツーにビーチバレーとかかなー、って思ったら下にすごい人がいたww (2016年3月7日 21時) (レス) id: f71029ae57 (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - むすさん» 待って笑ったwwwww館長さんが真顔で落とし穴作ってるとこ想像しちゃったんだけどwwwww (2016年3月7日 20時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紀美野愛 | 作者ホームページ:にゃい  
作成日時:2016年1月16日 15時

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