38ページ ページ42
〜ジャーファルside〜
「ジャーファル…お前なんで官服なんだ…?」
こっちを見た瞬間に笑顔をひきつらせたシンに何でもない顔で返す。
「なんでって…泳ぐ気一切なしだからですが?」
今日は繁忙期が明けたということで珍しく休み。
というわけで何故か皆で海に行こうだなんて話になり、おまけに私まで誘われた。
ぶっちゃけ海なんて来たくなかったが、仕事がないならすることもないし、何より王が行くとなれば付いていくべきだ。
………とは思ったものの。
「…別に私、来なくてもよかったんじゃ…」
「いや俺はちょっとでもお前の息抜きになればと思って呼んだんだが……
まさか官服のまま突っ立ってるつもりだとは思わなかったな、うん。」
「悪かったですね。」
いや逆に私が喜んで海に入るとでも思ってたのか…
うーん、泳ぐ気は毛頭ないし他の八人将も数人来る。
これはもう私は帰っていいのではないかという思考が頭をよぎり、首をひねったその時。
「うお、誰だあの可愛い子!」
「え?」
隣にいたシャルルカンの声を筆頭に、ビーチからどよめきが起こった。
そして続いてピスティとヤムライハの声と、どこかで聞いたような声。
「もー!今更抵抗しないでよー!」
「ほら!いいかげん諦めなさい!」
『いーやーでーす!何が好きでこんな格好でこんな場所に来なきゃいけないんですか!!』
2人に手を引っ張られているのは青みがかった黒髪を1つに束ねた女性。
かなり露出された真っ白な肌が太陽に反射して眩しい程に輝いていた。
見たことがないけど、随分綺麗な人だな…
……………いや違う。あれはまさか…
「………ミュセル…?」
「え?ミュセル?何言ってんすかジャーファルさん!」
「そうだぞ、メガネも三つ編みもないじゃないか!」
「い、いやそうですけど…」
目の色も髪色も声も全部被ってる気が…
その女の人はバシッと2人の手を払い除け、ダッシュで来た道を戻ろうとする。
しかしすぐにピスティに捕まり連れ戻された。
「………あの異常なる足の遅さはミュセルでしょう…」
「……あぁ…あそこまで遅いのはミュセルくらいだな…」
「……確かにあの遅さを見たら認めざるを得ないっすね…」
『うるさいですよそこ!海水で窒息死させますよ!』
「あ、やっぱりミュセルだ。」
そんな時にもミュセルはかなりの注目を浴びていて。
そのことに何故か少し苛立った自分がどこかにいた。
***
今回オチまだ未定←え
テスト終わりました!
109人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紀美野愛(プロフ) - ranuさん» ほんとですか!ありがとうございます!私も白雪姫の回は気に入ってるのでとても嬉しいです笑 (2016年7月21日 9時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
ranu - 白雪姫の話めちゃくちゃ面白かった!!!ミュセルとジャーさんのツッコミ確かになwwww都合良過ぎるししかもsi体愛好家の●●で目覚めるってwwwww・・・・まぁとにかく、めっちゃくちゃ吹き出しました。。。。 (2016年7月20日 20時) (レス) id: a075aa479c (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - カマズミさん» あぁ!ビーチバレーか!ありがとう!落とし穴wwww (2016年3月7日 21時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
カマズミ(プロフ) - フツーにビーチバレーとかかなー、って思ったら下にすごい人がいたww (2016年3月7日 21時) (レス) id: f71029ae57 (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - むすさん» 待って笑ったwwwww館長さんが真顔で落とし穴作ってるとこ想像しちゃったんだけどwwwww (2016年3月7日 20時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ