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〜ミュセルside〜


『……と、こんな感じですかね。』


王様と私の出会いを語り終えて一息つけば、聞いていたみんなは「おお〜」と小さく歓声を上げた。


「へぇ!ミュセルたん、最初はそんなに口悪かったんだ!」

『そうですね、警戒してたってのも少なからずあると思いますけど。』

意外そうに言うピスティさんに頷く。

まぁ敬語の今とはかなり違ったものね。


「……あれ、でも私がミュセルと初めて話した時はそんなこと言われなかったわよ?」

「そうだよな、俺も魔法バカに連れられて会いに行ったけど別に普通だったぞ。
さすがに敬語ではなかったけど。」


あぁ、そのことか……

不思議そうにしている2人に話そうとする。

が、先に王様が答えた。


「あー、それはな……」

「私がシンドリアに向かう船の上で無理やり直させました。」

『………です。』

しかしその王様を遮って言ったのはジャーファルさん。


「む、無理やり!?」

「あぁ…あの時のジャーファルのスパルタ教育は本当に怖かった…」

「ジャ、ジャーファルさん何したんすか!?」

「………そんなに厳しくしましたっけ?」


そんな風にすっとぼけるジャーファルさんをキッと睨む。

そして五年前の恐怖を思い出し、思わず身震いした。


『………あんな怖い思い、二度としたくないです。』

「そんなに!?」

「ミュセルの悲鳴が船内に響き渡ってたからな。」

「「「怖ぁ!!」」」

「え、そうでしたっけ…?」

『とぼけるのもいい加減にして下さい、鬼さん。』


本当、思い出すだけでも恐ろしい…

嫌な思い出ベスト3に余裕で食いこむわよ。

じとーっと睨むが、ジャーファルさんはさらりとスルー。


「ま、そのお陰で王宮に着いた頃にはかなりましになってましたけどね。」

「だな。とはいえ最初の方はまだ尖ってたけど。」

『けどその時はジャーファルさんと王様以外とは話してませんでしたからねぇ』

そう言いながらクスッと笑い、続ける。



『でも、あの時の選択は間違ってなかったと思いますよ。ここに来られてよかったです。』



なんて似合わない本音を、私は久しぶりに口にした。






入れたかったけど入れられなかった会話←

「てかなんで入ってた隊商、追い出されたの?」

『本ばっか読んで仕事しませんでした。』

「「「そりゃ追い出されるわ!!!」」」


終了です、ありがとうございました´ω`)ノ

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設定タグ:マギ , ジャーファル , シンドリア   
作品ジャンル:アニメ
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紀美野愛(プロフ) - ranuさん» ほんとですか!ありがとうございます!私も白雪姫の回は気に入ってるのでとても嬉しいです笑 (2016年7月21日 9時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
ranu - 白雪姫の話めちゃくちゃ面白かった!!!ミュセルとジャーさんのツッコミ確かになwwww都合良過ぎるししかもsi体愛好家の●●で目覚めるってwwwww・・・・まぁとにかく、めっちゃくちゃ吹き出しました。。。。 (2016年7月20日 20時) (レス) id: a075aa479c (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - カマズミさん» あぁ!ビーチバレーか!ありがとう!落とし穴wwww (2016年3月7日 21時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
カマズミ(プロフ) - フツーにビーチバレーとかかなー、って思ったら下にすごい人がいたww (2016年3月7日 21時) (レス) id: f71029ae57 (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - むすさん» 待って笑ったwwwww館長さんが真顔で落とし穴作ってるとこ想像しちゃったんだけどwwwww (2016年3月7日 20時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紀美野愛 | 作者ホームページ:にゃい  
作成日時:2016年1月16日 15時

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