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パンパンっと私は仕切り直すように手を叩いた。


『いつの間にか本題がずれてたわね。』

「あんたのせいだけどな。」

じとりとこっちを見るソラくんを無理やり無視して続ける。


『…フクロウの世話係。やるの?やらないの?』

「………いいよ、やっても。どうせ暇だし?」

『あぁ、うん。ぼっちだもんね。』

「うっせえよ!」

『あはは、でも図書館には友達第一号さんがいるからいつでも来ていいわよ』


そう言ってポンポンと頭を撫でた。

が、べしっと叩かれた。……生意気さは変わらないのね……


けどちょっと助かった。これでフクロウの世話しなくて済むものね。

いや図書館に置く以上はそりゃ少しはしなくちゃいけないだろうけど。

とりあえず餌かぁ……なんて考えながら隣のソラくんを見る。


『まぁせっかくなんだし、これを機に他の子達とも仲良くしてみたら?
ほら、フクロウなんていい話のネタじゃない?』


いつまでも友達が館長の私1人ってのもね……

やっぱり同年代の友達だっていた方がいいじゃない。

そう思って言ってみたが、ソラくんの反応はあまりよくない。


「……そんなこと出来るわけないだろ。
さっきも言ったろ。前に暴れたせいでみんな怖がって俺を避けるんだよ。」

『んー、そうね。それはちょっと違うと思うけどなー。』

「はぁ?」

怪訝そうに眉を寄せるソラくんはやっぱり不器用だ。


『“みんなが俺を避ける”って?
思い上がりもいいとこよ。
みんながあなたを避けてるんじゃなくて、あなたがみんなを避けてるんでしょう?』

「え…?」

『人の噂も七十五日。
あなたが暴力沙汰を起こしたのは二年前。
とーっくにみんな忘れてるっての。』

「い、いやそんなわけ……」

『ないって思うの?
じゃあ明日試しに話しかけてみなよ。』


少しまくし立てるように言ってにっこりと笑った。

見た目に反して奥手すぎるのよねーこの子。

ふふふ、頑張れ少年!なんて似合わないことを思う。

と、チラリとドアの向こう人影が見えた。

……………うげっ。


『……それよりソラくん。』

「あ?」

『ちょっと3秒後に入ってくる人追っ払ってきて?』

「は?3秒後?っていうかなんで俺が…」

『いいから。』

「え、えええ?」


あいつ……来なくていいって言ったのに!

ぴったり3秒後、ガラリと扉が開いた。


* * *
敬語キャラ崩したこと後悔しました←え

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作品ジャンル:アニメ
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紀美野愛(プロフ) - ranuさん» ほんとですか!ありがとうございます!私も白雪姫の回は気に入ってるのでとても嬉しいです笑 (2016年7月21日 9時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
ranu - 白雪姫の話めちゃくちゃ面白かった!!!ミュセルとジャーさんのツッコミ確かになwwww都合良過ぎるししかもsi体愛好家の●●で目覚めるってwwwww・・・・まぁとにかく、めっちゃくちゃ吹き出しました。。。。 (2016年7月20日 20時) (レス) id: a075aa479c (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - カマズミさん» あぁ!ビーチバレーか!ありがとう!落とし穴wwww (2016年3月7日 21時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
カマズミ(プロフ) - フツーにビーチバレーとかかなー、って思ったら下にすごい人がいたww (2016年3月7日 21時) (レス) id: f71029ae57 (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - むすさん» 待って笑ったwwwww館長さんが真顔で落とし穴作ってるとこ想像しちゃったんだけどwwwww (2016年3月7日 20時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紀美野愛 | 作者ホームページ:にゃい  
作成日時:2016年1月16日 15時

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