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「「かわいいぃぃいい!!」」
そんな声が店の中に響き、私は思わずカーテンの中に隠れた。
『ほらもういいでしょう終わりです図書館帰ります』
矢継ぎ早にそう言い、私はバッとカーテンを閉じようとした。
が、ピスティさんの手がそうさせない。
「そんなに可愛いのに、もう着替えるなんてもったいないよ!」
「そうよミュセル!めちゃくちゃ似合ってるわよ!?」
『メイド服が似合っても嬉しくなんてないです!』
あぁぁ帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい!!!
さっさと着替えて図書館に帰りたい!
頭の中で文字がゲシュタルト崩壊を起こしているが気にせず唱え続ける。
しかしそんな抵抗も当然無意味で、ピスティさんとヤムライハさんはさらに言う。
「ねぇちょっとツインテしてみてよ!」
『意味がわからないです。なんでそんなこと!』
「ヤム!ミュセルたん抑えて!」
「らじゃ!」
『ちょっと!?』
言うが早いかヤムライハさんは水魔法で私をがっちりと拘束した。
うわぁこの上ないくらいの魔法の無駄遣いね…!
あぁもう!私が魔導士ならこれくらいの術式くらい解けるのに!!
そうこうしてるうちにピスティさんは私の髪を縛ってあっという間にツインテにした。
うぅ恥ずかしい……
なんで私がこんなことしなくちゃいけないのよ!
2人は恐らくかなり痛々しいであろう私の姿を見て同時に目を丸くした。
「ま、まさかここまで似合うとは…!」
『…嬉しくないんですけど……』
ほんとに嬉しくない…
ツインテとメイド服が似合うとかどうなんだろ…
「あ、メガネ!メガネ外してよ!」
『え』
「あぁ!そういえばミュセルのメガネ外したとこ見たことない!」
『嫌です!なんか嫌です!』
「ヤム!力魔法!」
「はいよ!」
掛け声と共に浮かぶ私のメガネ。
ことごとく魔法の無駄遣いね!
『返して下さいヤムライハさん』
「ミュセルたん!それマネキン!」
「ほんとに目が悪かったのね…」
『だからメガネかけてるんです!』
「だからそれマネキン!
ヤム、視力上げる魔法とかない?」
「出来ないことはないわよ!ほら!」
『うわメガネないのに見える気持ち悪い!!』
「「え!?」」
次の日聞こえた噂。
街にツインテのメイドさんが街にいたとかいなかったとか。
結論、私が女の子するなんて無理です。
* * *
中途半端ですが切らせて頂きます…
ジャーファルさん呼ぼうとしたけどgdる予感しかしなくて…w
もう既にgdってますよね…
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紀美野愛(プロフ) - ranuさん» ほんとですか!ありがとうございます!私も白雪姫の回は気に入ってるのでとても嬉しいです笑 (2016年7月21日 9時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
ranu - 白雪姫の話めちゃくちゃ面白かった!!!ミュセルとジャーさんのツッコミ確かになwwww都合良過ぎるししかもsi体愛好家の●●で目覚めるってwwwww・・・・まぁとにかく、めっちゃくちゃ吹き出しました。。。。 (2016年7月20日 20時) (レス) id: a075aa479c (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - カマズミさん» あぁ!ビーチバレーか!ありがとう!落とし穴wwww (2016年3月7日 21時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
カマズミ(プロフ) - フツーにビーチバレーとかかなー、って思ったら下にすごい人がいたww (2016年3月7日 21時) (レス) id: f71029ae57 (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - むすさん» 待って笑ったwwwww館長さんが真顔で落とし穴作ってるとこ想像しちゃったんだけどwwwww (2016年3月7日 20時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
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