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「いや〜ミュセルたんって可愛いくてなんでも似合いそうだから迷ったんだぞ!
ってことでこれ着てみよっか♪」

『 絶 対 い や で す 。 』


にこやかに笑うピスティさんの手に持たれているのは、黒くてフリフリでエプロンがついてて………


はい。紛うことなきメイド服です。


いやいやいや何でこのタイミングでメイド服が出てくるのよ意味がわからない。

それに絶対こんなの私に似合わないでしょ…


が、前にいたヤムライハさんまでこっちをバッと振り返った。


「絶対ミュセル似合うわよ!ねぇ1回着てみて!」

『嫌です。
なんでこんなの着ないといけないんですか!』

「だってメイド服のミュセルなんて超レアじゃない!?
私服だって数えるほどしか見たことないのに!」

『だとしても、もっとましな服があるでしょう!?
メイド服なんて着ませんからね!』


「お願い!飴あげるから!!」

『着ます!!……………あ。』


……あーーーーーーー……

い、いや今のはずるいわよね!?

だって飴あげるからとか言われたら許可するしかないじゃない!?


「いま着るって言ったよね!言ったよね!?」

私は爛々と目を輝かせながら言うピスティさんから全力で目をそらした。


『さぁ?忘れました。』

「あはは、一ヶ月前の会話を一文字漏らさず覚えてるミュセルたんが数秒前の会話を忘れるー?」

『…………』

「お願い!!ちょっとだけでいいから!!」


パンッと手を合わせて頭を下げるピスティさんとヤムライハさん。

……え、ちょ…八人将の2人に頭下げられたら言うこと聞くしかないじゃない!


『……ちょっとですからね。』


私がため息混じりにそう言うと、二人そろってぱあっと笑顔になった。


「やった!じゃあ試着室へゴーだね!」

「しゃ、写真!写真撮る準備しなきゃ!」

『写真なんて撮らせません!!』


あーもう…なんでこんなことになったの……

まぁいいか、ちょっと着てさっさと着替えて図書館に帰ろう。


………なんて考えが甘かったことを私はまだ知らない。

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設定タグ:マギ , ジャーファル , シンドリア   
作品ジャンル:アニメ
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紀美野愛(プロフ) - ranuさん» ほんとですか!ありがとうございます!私も白雪姫の回は気に入ってるのでとても嬉しいです笑 (2016年7月21日 9時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
ranu - 白雪姫の話めちゃくちゃ面白かった!!!ミュセルとジャーさんのツッコミ確かになwwww都合良過ぎるししかもsi体愛好家の●●で目覚めるってwwwww・・・・まぁとにかく、めっちゃくちゃ吹き出しました。。。。 (2016年7月20日 20時) (レス) id: a075aa479c (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - カマズミさん» あぁ!ビーチバレーか!ありがとう!落とし穴wwww (2016年3月7日 21時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)
カマズミ(プロフ) - フツーにビーチバレーとかかなー、って思ったら下にすごい人がいたww (2016年3月7日 21時) (レス) id: f71029ae57 (このIDを非表示/違反報告)
紀美野愛(プロフ) - むすさん» 待って笑ったwwwww館長さんが真顔で落とし穴作ってるとこ想像しちゃったんだけどwwwww (2016年3月7日 20時) (レス) id: 0fab2bc529 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紀美野愛 | 作者ホームページ:にゃい  
作成日時:2016年1月16日 15時

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