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序章30 ページ31

トレイさん、ケイトさん、オルトさんと別れ、教室に入った後も
皆さんグレートセブンの石像黒焦げ事件の話でもちきりでした。
野次馬に集まっていた生徒もたくさんいたらしく、
やれ魔物が火を噴くところを見ただの、
ハーツラビュルの生徒が風を起こしただの、
現場の映像がありありと想像できるレベルまで情報が入ってきました。

「静かに!授業を始める。」

ざわついた教室がトレイン先生の一言で静まり返りました。
今日は魔法史の授業からスタートです。
さて、お勉強お勉強…









午前の授業が終わり、昼休み――。
お腹をすかせた生徒であふれかえる食堂でばったりと会ったのは…

「あ〜スナメリちゃんだぁ〜♪」
「こんにちわ、Aさん。」

身長190センチ越えの双子、ジェイドさんとフロイドさんでした。
ウツボの人魚族の方らしく、学園でもトップクラスの身長です。

「フロイドさん、ジェイドさん、こんにちわ。」
「ふんふん、相変わらずい〜匂いするね、スナメリちゃん。ギュってしていい?」

スナメリ…というのは海にすむ海獣で、イルカの仲間だそうです。
私の肌や髪が白いので、フロイドさんは1年生の時から私をそう呼びます。
他にも海洋生物のあだ名をつけて回るのがフロイドさんの癖…というか趣味のようです。

「…お手柔らかにお願いします…。」
「こらこらフロイド、Aさんはか弱い方なのですから、ほどほどにしておいてくださいね。」

クスクスと笑うジェイドさん。
フロイドさんのハグはかなり力が強いので、確かに窒息しそうになったことが何度かありました…。

「ん〜わかったぁ〜」
「お二人とも、これからお食事ですか?」
「はい。午前最後の授業が飛行訓練だったので、着替えていたら出遅れてしまいました…」
「確かに、毎日思いますがすごい人ですね…」

昼食の時間は決まっているのでどうしても食堂が込み合うのですが
授業によっては教室が遠かったり、着替えが必要な授業であれば食堂へ移動するのが遅れ
ピーク時にぶつかってしまうと注文しに行くことすらずいぶん時間を取られてしまうこともあります。

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設定タグ:ツイステ , 夢小説 , 男主   
作品ジャンル:ファンタジー
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リゼ - 白樺葵さん» 学園内の身長のトップはツノ太郎では、、、 (2022年6月23日 14時) (レス) @page32 id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» >星猫さん こんにちわ!知っているレベルで言えば「僕のヒーローアカデミア」「BEASTARS」「怪物事変」「文豪ストレイドッグス」…と、このあたりでしょうか?総じて異能力バトルや、妖怪が出てくるお話が好きです(^^) (2021年3月4日 17時) (レス) id: 62e8178f4a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月4日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白樺葵 | 作成日時:2020年11月9日 22時

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