序章３１ ページ32
「…もう少し波が収まるまで待ちましょうか…」
「え〜やだぁ…オレ腹減ったもん。」
「困りましたねぇ…僕たちの身長なら確かにこの人の波をなぎ倒しながら進むこともできますが、
流石に…ねぇ？」
全然困った風に見えないジェイドさんが提案するようにフロイドさんに悪知恵を吹き込んでいます…
嫌な予感しかしないです…。
「腹減ったぁ〜どけよ雑魚ども。」
「ひぃ！」
「リーチ兄弟だ！」
「やべぇ！！」
フラフラとキッチンへ歩き出したフロイドさん。特に何もせずとも生徒たちが道を譲り、自然と道ができました。
「フフフ、フロイドったら…皆さんもお腹が空いているでしょうに…」
「(けしかけた本人が何をおっしゃる…)」
「Aさん、何か？」
「いえ、何も…」
ジェイドさんもお人が悪い……
「スナメリちゃーん一緒にご飯食べようよ〜」
フロイドさんのお陰(?)でスムーズに昼食を手に入れられた私たち。
運よく3人が座れる場所を確保したフロイドさんが手を振っています。
でも…
「あ…すみません、お昼休みは行くところがありまして…」
「それでテイクアウトなのですね。」
「えー…どこいくのさ？」
「ちょっと約束がありまして…」
昼休みは行かないといけない場所があるんです…
「おやおや、僕たちを置いて行ってしまうんですね…しょんぼり。」
「せっかく席確保したのにー…」
露骨に悲しむ"フリ"をされましたが、もう慣れっこです。
「すみません、また今度ご一緒してください。」
「ちぇー」
「またラウンジにも遊びに来てくださいね。」
「はい、是非。」
ぺこりと頭を下げて私は食堂を後にしました。
向かう先は…温室。
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リゼ - 白樺葵さん» 学園内の身長のトップはツノ太郎では、、、 (2022年6月23日 14時) (
レス) @page32 id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» ＞星猫さん こんにちわ！知っているレベルで言えば「僕のヒーローアカデミア」「BEASTARS」「怪物事変」「文豪ストレイドッグス」…と、このあたりでしょうか？総じて異能力バトルや、妖怪が出てくるお話が好きです(＾＾) (2021年3月4日 17時) (レス) id: 62e8178f4a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月4日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2020年11月9日 22時
