皆さん、取り合う女の子を間違えていると思います。逆ハー【黒子のバスケ】

間違い　15 ページ16

A)「てか、何でいるの」


未だ頭を掴んでいる手をペチペチ叩きながら、尋ねる。


花)「今日は、俺の家で泊まれだと」

黄青)「はぁ！？」

A)「･･･え？」


何で青峰と黄瀬が驚くんだ。


黄)「ってか、Aっち、この人カレシっすか！？」

A)「なわけないだろ。てか、何で？」

花)「今日から、お兄さん出張でいないだろ？恭也と二人で心配だから泊めてくれって頼まれたからな」

A)「保育園迎えに行ってくれたの？」

花)「ああ。今、そこで遊んでる」



マコが指した方向を見ると、なにやら草むらがモソモソと動いていた。


A)「恭？いるの？」

恭)「！お姉ちゃ！見て！バッタ！」


声をかけると、バッと出てきたのは私の弟の薄恭也。３歳。


泥だらけじゃねぇか。

手にバッタを掴んで、キラキラとしたまなざしで見上げてくる。


桃)「可愛いー！弟？」

A)「うん」

紫)「ちっちゃー」

恭)「デカー！」


意気投合してる巨人と小人。



A)「赤司、ごめん。コンビニ無理になった」

赤)「いいよ」

黄)「Aっち、ほんとに泊まるんすかー･･･？」

A)「うん。ごめん。帰るね。恭也、行くよ」

恭)「お姉ちゃ、だっこ！」



泥だらけの体で腕を伸ばしてくる恭也。


可愛いから許す。


桃)「バイバーイ！」

A)「バイバイ」


さつきたちに手を振り、歩き出すと、マコが、


花)「A、鞄寄こせ」

A)「金でも盗る気？」

花)「んなわけねえだろ。持ってやるっつってんだよ」

A)「･･･ありがと」

花)「ん」




キセキsids


桃)「花宮さん、優しー！ってか、あの二人夫婦みたい！いいなー！」


キャーと、叫びそうな桃井のテンションとは裏腹にキセキ達は、


赤)「花宮真か･･･」

黄)「お泊りとか、ずるいっす！」

紫)「Aちんの弟可愛かったねー」

青)「紫原は呑気だな」

緑)「･･････」

黒)「というか、みなさん途中から僕の存在忘れてましたよね」

青)「･･･あ」

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