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体育館の非常扉が勢い良く開かれた。


姿を見せたのは金髪の少年

嬉しそうな顔をしているが

体育館にいた男バレ部員は驚いた顔をしていた




少年は近くにいた黒尾に声をかける


「あの、ここに黄瀬Aって人いるっスか?」


黒「あー居るけど…お宅誰?」


「あー俺は黄瀬涼太って言うっス
 姉ちゃんに会いに来たんスよ」




名字が一緒なのと

雑誌やテレビでよく見る金髪に姉弟と納得する


しかし、黄瀬の笑顔は崩れた



黄「まさか姉ちゃんはアンタ達のマネとか言わないっスよね?」

黒「まだお試しだけどな」




すると黄瀬はいきなり顔を歪めた

そして気迫のある声で早口で言った



黄「アンタ達なんかに姉ちゃんは渡さないっスよ!!!」





『いや、モノになる気ないし』




黄「姉ちゃん!!!」




ドリンクを作り終えたAが
黄瀬を汚いものでも見るかのような目で見ていた。

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作者名:時雨 | 作者ホームページ:htt  
作成日時:2014年8月6日 23時

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