松野小松は一松が大好きです《おそ松さん》

25.笑顔の裏4 ページ29

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小「私ね、なんで十四松兄さんはずっと笑ってるのかなって不思議だったの。」



もう真っ暗な道中。


空には少しだけ星が出ている。



小「...楽しいことなんてなくても笑ってて。本当は楽しくないんだよね?辛いよね。」



そういって少しだけ笑ってみせる。

安心させるように。



十四「楽しくない...楽しくないよぉっ!!!」


小「うん、わかってる。」



とうとう膝をついて泣き出してしまった十四松兄さん。



十四「うわぁぁっ...帰ってきてよォ........!!!」


小「帰ってくるよ、十四松兄さんが覚えていれば。」



兄さんを抱きしめる。


いつも笑っていたのには理由があったんだね。



小「他の人が十四松兄さんを指さして笑うかもしれない。」



私の肩の方からすすり泣く声が聞こえる。


小「でも、絶対に私は笑わないよ。『狂人』なんて言われても、私はそう思わない。十四松兄さんの笑顔大好きだよ。」



私がそう言うとまたうわっと泣き出してしまった。


小「みーんな...大好きだよ。十四松兄さんのこと。」


十四「うっ...ぁああああっ......!!!うわぁぁっ!!」



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小.十四「ただいまー!!」


全松-小.十四「おかえりーー!!」


カラ「十四松、目元赤いぞ??どうしたんだ??」


おそ「え、小松、泣かせたの??」


小「はっ!!?なんで!!!」


十四「えへへ、違うよ。僕が勝手に泣いただけ。」


チョロ「な、なんかあったの??」


十四「うんんー、ちょっと転んだだけ!!怪我はしてないから!!」


そういって十四松兄さんはごまかしたあと、ボソッと私に耳打ちをした。


『僕達のひみつ!!!』

「ははっ。わかった!!」

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