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your side


久しぶり?なのかな?話すのは。
こちらは大輝くんを見つけては
一方的に見ていたから久々な感じはしないけど。
変に緊張しちゃって、少し居づらかったのは内緒。


「どうしたの?」

私に向けられた優しい声に
胸がぎゅうっと締め付けられた。

言わなくても分かるぐらい
不機嫌な顔してたかな?
大輝くんには隠し事ができない。

「具合でも悪い?」

「想太は?一緒じゃないの?」

私が黙っていると、
次々に投げかけられる大輝くんからの質問。

「…想太が、」


私がやっと口を開くと、すごく優しい顔
ケンカでもした?って問う、大輝くん。

もう。なんで優しくするの?
私が今までどんな気持ちで
大輝くんと距離を置いたか分かってる?

「あ、」

大輝くんの視線の方に目をやると
怒ったような、悲しいような
なんとも言えない表情の想太がいた。

気まずい雰囲気で想太が来てくれた安心感と
大輝くんといるところを見られたくなかった
という、謎の感情。

「仲直りしなよ」

大輝くんはそう言いながら
私の背中を押した。

「想太っ」


ん?…あれ?いつもなら、
大輝くんの事が大好きだった子供の頃の私なら
想太が悪いって言って大輝くんから離れなかった。

そんな事を思って足を止めた私を
一瞬だけ冷たい目で想太が見た。
何か言わなきゃ、って想太のほうに行ったけど
バタンと閉められた玄関のドア。

まるで想太に拒絶されたみたいだった。
いつも一緒にいたから何でも分かるとか
私の思い込みだったみたい。

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設定タグ:Da-iCE , 工藤大輝 , 花村想太   
作品ジャンル:恋愛
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます!初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください! (2019年6月25日 21時) (レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました!終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます!!! (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かおり | 作成日時:2019年2月14日 23時

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